「自分の体は食べたものでできている、赤ちゃんだって私が食べるものでできるんだ!」という当たり前のことに気付き、3人の妊娠、出産を経て、妊娠中の食べ物の重要性についてまとめてみました。

産科医の宗田哲男先生によりますと、「今の日本人女性の9割は新型栄養失調で、そのために妊娠できなかったり、貧血だったり、妊娠しても血糖値に問題が出たり、深刻な産後うつになったりしています。」とのこと。

食事は、単にお腹を満たせば良いと言うものではなく、健康な体と健やかな暮らしを実現していくために「何をどのように食べる」かがとても大切です。

妊婦さんや産後ママはもちろんのこと、妊娠前からの食生活も重要です。

本日は、「妊婦さんの食べ物の重要性」というタイトルで、3つのポイントに分けて解説したいと思います。

ポイント1:妊婦さんの食べ物で最も大切なことは「糖質過剰」を避ける 

糖質を取りすぎると、危険な食後高血糖を招き、妊娠中の様々な病気の引き金となります。さらに過剰な糖質を代謝するために、ビタミンやミネラルが無駄遣い(浪費)され、結果的にビタミンやミネラルが不足します。

妊娠中は、糖質過剰を避け、良質の脂肪を摂取し、タンパク質の食べ物を増やす必要があります。

ちなみに、炭水化物と糖質は似ていますが、違いがあります。

炭水化物、たんぱく質、脂質を3大栄養素と呼びます。糖質は、炭水化物から食物繊維をひいたものです。糖質は、パンやご飯などの穀物、いも類、砂糖類などの食べ物です。一方、食物繊維は、野菜、海藻、きのこ類などの食べ物に含まれ、腸内環境を整える効果があり、妊娠中積極的に取るべきものです。

ポイント2:鉄分をしっかりと取る

妊娠中は、月経がなくなるのにもかかわらず、多くの妊婦さんが妊娠中に貧血になり、鉄剤の補充が必要になってしまいます。妊娠によって消費される貯蔵鉄は、500mgと言われています。血清フェリチンの値とすると、理論上60〜70に相当します。つまり妊娠は、その期間は月経による出血がないにもかかわらず、普通では利用しない貯蔵鉄を大量に消費することなのです。

アメリカ小児科学会の論文によると、母乳育児の赤ちゃんは、4ヶ月目で既に鉄不足に。私も三人の子供を完全母乳で育てましたが、長男と次女が10ヶ月検診で貧血に!丸々とした赤ちゃんだっただけにびっくりしました。

離乳食前から赤ちゃんが鉄不足になってしまうのなら、母乳の質を高めるために、母親がしっかり鉄不足を補うためにお肉などを食べ物で摂取することが大切です。

出産後のママの母体は、妊娠、出産で既に鉄を大量に消耗しているのだから、他の人以上に、鉄を食べ物などでしっかり摂らなければいけないのです。

鉄不足により、妊娠貧血や、産後は産後うつや不妊症の原因となります。

したがって、妊娠中は鉄分の含まれる食べ物を普段よりも多く取る必要があります。その他、タンパク質、良質の脂肪、ビタミン、ミネラルも不足しがちになりますので、食事による補充が必要です。もしかしたら、そのマタニティブルーは鉄不足かもしれません。また、出産時の異常出血予防のためにも、欠かせることのできない栄養素です。

ポイント3:妊娠中の消化機能の低下に気をつける

妊娠中は、消化機能が低下します。一度にたくさん食べると、お腹を壊しやすくなります。妊娠中はよく噛んで食べる、極端に冷たいものは避ける、消化しやすく調理する、塩辛い加工食品は避けるなどの工夫が必要になります。私は、妊娠中に、普段は行かない食べ放題のバイキングに行ったものですが、食欲にまかせるといけませんね。

天ぷらや、唐揚げなどの揚げ物はすごくおいしいのですが、古くなると酸化します。妊娠中は、フライドポテトやあげパンなど、酸化した悪い油が多いものは避けた方が良いでしょう。揚げ物を多くとる食習慣は、動脈硬化の原因となります。

つわりの時期が過ぎてくると、ご飯がとても美味しくなってきますよね。そして赤ちゃんのために、もっとご飯を食べるように家族からも勧められます。

そんな時こそ、肉、魚、卵、チーズ、大豆などの料理を美味しく食べて、ストレスのない妊娠生活を送りましょう。

まとめ

私たちの心も体も、食べ物で出来ています。命を誕生させる、最も大切な時期こそ、正しい栄養の摂り方を知り、毎日の食事に取り入れてください。

そして、頑張りすぎてストレスが溜まらないよう、妊娠中は自分に合ったリフレッシュ法を見つけてリラックスする時間も大切だと思います。

コロナと共存する生活様式は不自由ですが、もう少しの辛抱と信じて、この状況を乗り越えていきましょう!

良い出産をお迎えできるよう、スタッフ一同心より願っております。

現在、5歳と0歳の兄妹を育てています。
2人とも産まれた時は、身長54センチ越え体重3600グラム越えのビッグベビーでした。どちらも予定日を1週間過ぎてもなかなか産まれなかったため、促進剤を使い1人目は自然分娩、2人目は無痛分娩で出産しています。

今回は、自然分娩で出産するために必ず戦わなくてはならない「陣痛の乗り切り方」を私の経験も交えてご紹介します。

特に1人目の出産は未知のことだらけ。

妊娠中は少しずつ大きくなるお腹に赤ちゃんの成長を感じられて嬉しかったのですが、妊娠後期になってみるみる大きくなるお腹にびっくりです。

予定日が近づくと、想像以上に前に前に出てくるお腹をみて「こんなに大きな赤ちゃんが本当に出てこられるのだろうか」と出産が怖くなってきてしまいました。

今までは、赤ちゃんとの幸せな生活を楽しみにしていましたが、そういえばその前にどうやって出産すればいいのだろう?

当時通っていたマタニティスイミングで毎回教えてもらったのが『呼吸法』でした。通っていた産婦人科の母親学級でも呼吸についての説明がありました。

お産の始まり方も痛みも力の入れ方も経験した事がない私にとって唯一『呼吸をすること』だけを頼りに出産に臨みました。

結果、出産前にイメージトレーニングをしておいて本当に良かったと感じていますので妊娠中に是非やってみてください。

陣痛中は息を吐く

陣痛中はすごく痛くて息が止まってしまいがちですが、とにかく『息を吐く』事に集中します。

息を吐けば自然に息を吸う事ができるので、陣痛が来ている約1分間はひたすら息を吐きます。

お産の進み具合や痛みのレベルによって4段階の呼吸を使います。

陣痛が始まった!ひたすら深呼吸『スーーー、ハーーー 』

陣痛が始まりました、定期的に痛みの波がやってきます。

痛みがきている間は、鼻から深く息を吸い、口からゆっくり息を吐く『スーーー、ハーーー』を繰り返しまょう。

初めて陣痛が来た時は「痛い!この痛みが続くの嫌だな」と思うくらいの痛みでしたが、深呼吸を続けていれば落ち着けるレベル。
実際、出産直前の痛みに比べたらこの時の痛みなんてかわいいものでした。

でもついに初めての陣痛がきて、本格的に出産スタートとなるわけですから心と体が緊張して固くなってしまいますよね。

リラックスする意味でもこの深呼吸は有効でした。

痛みのレベルアップ『ヒッヒッ、フーーー』

さらに陣痛が進むと、先ほどのように『スーーー』なんて穏やかに息を吸っていられなくなってきます。

その時には少し短く『ヒッヒッ』と息を吸い、落ち着いて『フーーー』と息を吐きます。

私の場合は朝から入院し促進剤を使っての出産でしたが、なかなか進まずこの状態で夜を超えました。

夜中もお構いなしにやってくる陣痛、本当にこの呼吸のお世話になりました。

いきみたい!でもまだ逃して!『フーー、ウンッ!』

子宮口も開いてきましたがまだ全開ではない。なんだかいきみたくなってきます。しかし今いきんだら赤ちゃんにも負担で産道や会陰が傷ついてしまうのでいきみ逃しをします。

『フーーー、ウンッ!』と吐く息の最後、いきみたい!と思う時に軽くウンッ!と弾むように鼻から息を抜きます。

言葉にしてウンッ!と言うとうまくいきみを逃せました。

このいきみたいのにいきめない、腰が砕けそうで下の方の骨が痛い!という段階が一番辛いです。陣痛と陣痛の間は寝るなどしてできるだけ休みましょう。

自分でもこの短時間によく寝られるなと思いましたが、ほぼ気を失ったように寝て痛みが来たらまたひたすら『フーーー、ウンッ』の繰り返しです。

さぁ産まれる、3回目でいきめ!!『スーーー、フッ、(ウーーーン!!)』

助産師さんのチェックで子宮口全開、いきんでいいよと言われたらついに最後の力を振り絞りましょう。

この時には「よしきた!やっといきめる!」と喜んでいました。

さあ後は赤ちゃんを出すのみです、もう直ぐ会えます。

2回深呼吸をした後、息を思い切り吸い、『フッ』と少しだけ息を抜いた後できる限り長くいきみます。

ちなみにいきみのときは声を出すと力が逃げてしまうので静かに、そしてあり得ないほど頑固な便秘を解消するように力を入れていきみます。

頭が出たら『ハッ、ハッ、ハッ、ハッ』

ついに頭が出てきます、もうすぐ赤ちゃんに会えますね。 すると助産師さんが肩を出してくれるのですが、この時にはもう力はいらないので今まで握り締めていた手を胸に乗せて『ハッ、ハッ』と自分を落ち着けるように息を吐きます。

まとめ

結局丸2日かかって出産を終えました。

陣痛の間も産まれる直前まで胎動がおさまらず、本当に痛くてたまらなかったし、陣痛と共に乗り越えた一晩は心が折れそうだったし、諸事情により会陰も切ってもらえず派手に裂けてしまったけれど無事に赤ちゃんが産まれたことが「安産」だったのだと思います。

とても元気な赤ちゃんで、頭が出てきた辺りからすでに産声をあげていたほどです。

初めての出産ですから自分では必死で、もがいていたつもりだったのですが、様子を見に来てくれた助産師さんたちの会話で「この妊婦さんずいぶん落ち着いているね」と聞こえてきたのを覚えています。

確かに立ち合いをしてくれた夫に当たり散らしたり取り乱したりせず出産を終えられたような気がします。

それもこれも陣痛中に呼吸、特に「息を吐くこと」に集中していたおかげではないかと思っています。

出産の経過も十人十色ですが、どうか落ち着いて呼吸をし、赤ちゃんが産まれるまでたくさんの酸素を届けてあげてください。

呼吸の練習は妊娠中でもできますので、当日慌てないようにやってみてくださいね。

皆さんのご出産を応援しています。

通常、帝王切開というと逆子がなおらなくて計画的にするもの、というイメージがありますよね?

実は普通分娩を予定している方でも、急に帝王切開になることがあるのです。
それって、特別なケースでしょ?私は違うはず・・・そう思われますよね?
私もそう思っていました!
でも意外とあっという間に、「切りましょう」と言われるかもしれません。

今回は、全く準備していない帝王切開になった私の体験を元に、緊急帝王切開についてお話ししたいと思います。 

その時は突然やってくる。私の体験

私の出産は37歳の時。

周りの友人がひとしきり出産していたため、リアルな体験談を聞くこともしばしば。とにかくその痛みが恐ろしく、無痛分娩を希望していました。

退院後すぐに赤ちゃんのお世話ができるように、ベッドやおむつ替えの場所をセット。予定日に向けて準備は万端でした。
直前の診察でも赤ちゃんは正常。元気いっぱいです。

そしていよいよ入院。いざ陣痛促進剤を投与すると間もなく

「ピンコンピンコン」

医療ドラマでよく聞くあのアラームが鳴るではないですか!
「どういうこと??」と困惑している私に、助産師さんたちは「大丈夫ですよ~~」と言いながら酸素マスクをつけさせます。
「どうしたんですか?」と聞くと

「ちょっと赤ちゃんが苦しいみたいなの」「ゆっくり呼吸してくださいね」

でも自分は全く苦しくありません。

実感はないながらも、周囲のただならぬ様子に緊張感が高まっていきました。
有難いことに難を逃れ、赤ちゃんは正常に戻りました。

しかしその直後、先生から言われたのは「切りましょう」の一言でした。

何らかの原因で、赤ちゃんが出てこようとすると呼吸ができなくなってしまう状態にあり、通常の分娩ではリスクが高いと判断されたのです。ほんの数分前まで無痛分娩だと思っていたのに!
鉗子や吸引のリスクは勉強しましたが、帝王切開なんて全くの想定外です!!

そしてついに帝王切開。その痛みとは。

帝王切開と聞くと、「麻酔をしているから出産の感覚がない」と思われている方も多いのではないでしょうか?

実はちゃんとあるんです、出産の感覚が!

と聞くと、けっこう怖いですよね?でもそれは痛みとは違うものです。

帝王切開は赤ちゃんへのリスクがないように半身麻酔の状態で行われます。そのため妊婦さんの意識はしっかりあります。そして痛みはないですが、引っ張られる感覚はあるのです。
何も予備知識がなかった私は、

「意識があるのにお腹を切られるなんて!!」と、恐怖でガタガタ震えていました。(助産師さんがずっと手をにぎっていてくれました。感謝)

実際のところ、痛みを感じることはありませんでしたが、お腹の中をぐぐぐ~とけっこう強めに引っ張られている感覚がありました。
半身麻酔は怖かったですが、ちゃんと自分の中から産まれたのがわかってよかったです。

そして、お腹開けっ放しで赤ちゃんと対面。閉腹のため、あっという間に眠りの中へ。

生まれてから始まる戦い 

帝王切開といえば、産後の痛みが大変、というのはよく聞く話かと思います。

産後は血栓ができないように足に装着された機械で一晩中加圧が繰り返されていました。そのせいで、眠りたいのに眠れない。それに加えて、私の場合は痛み止めのせいで猛烈に全身が痒くなってしまい、一晩体を掻きむしっていました。今思えば、そこが一番きつかったです。(相談したうえで、薬は中断し痒みも止まりました)

そして翌日にはもう歩くことが求められます。早く動いた方が、早く治るらしいのですが、それはもうお腹を切っていますから、動かすのが怖いのです!

「そろそろ立ち上がってトイレに行ってみましょう」と言われても・・・
やっぱり動くと痛いし、何より怖いし、そしてやっぱり痛いし・・・

結果、私の場合は翌日動けませんでした。自力でトイレに行けるようになったのは翌々日のことです。

初めは、点滴用スタンドに全体重をかけているような状態で移動していましたが、それも数日。支えなく歩けるようになります。そして痛み止めを飲んでいますから、ずっと痛みがあるわけではありません。

産後初めて許可されたシャワーは、傷がめちゃくちゃしみるのではないかとおびえ、自分のお腹の傷を直視することも怖かったのですが、意外と大丈夫でした。傷はまあまあ怖い状態でしたけど・・・。

退院。そして想定外の日々

そしていよいよ、退院の日。動きによってはズキッと痛むことはありますが、かなり痛みは軽減されていました。しかし、体を真っ直ぐ伸ばすのは痛いので、腰をやや丸めて歩いているような感じだったと思います。

帰宅後は、自分のお腹が痛むリスクを考えながらの育児が始まりました。

なるべく腹筋を使わないように、そーっと動く生活。
準備していた赤ちゃんのお世話スペースの配置は台無し。
腰をかがめるのがきつくて、赤ちゃんの沐浴は1人じゃ無理。
産後の骨盤用ベルトは傷が痛くて出番なし。

などなど、想定外のことがいろいろとありました。
特に、下着。傷に当たるので、しばらくは股上深めな優しい素材のものでないと履けません。

痛みからの解放、その後の戦い

帝王切開の痛みが、完全になくなったのは約1ヶ月後でした。

もう体をうーんと伸ばすこともできます。

しかし!このあと襲うのは「痒み」です。傷が治る時って、痒くなりますよね?あれが、けっこう人前で掻くには微妙なポジションで痒いのです。これには困りました。しかもこの痒み、治まっては痒くなり治まっては痒くなり。

なんと全く痒みがなくなるのに数年かかりました。(※かなり個人差があると思います)

ずっと痒いわけではないのですが、ふとした瞬間に痒くなるということが繰り返されます。もう一生このままなんだと腹をくくって、そのこと自体を忘れた頃、痒みはなくなっていました。そして傷口も数年かけて小さく薄く目立たなくなっていきました。

どうやら傷跡は「数年かけてゆっくり」治るようです。

まとめ

これらの話は、私の年齢や体質も関係しているお話です。
では緊急帝王切開を経験して、どうだったかというと

「いい思い出」です。

どんな出産にもドラマはつきもの。1人の人間が産まれるかけがえない時間です。
急にお腹を切ると言われて、半身麻酔で、めちゃくちゃ怖かったです。産後も痛い思いはしました。でも不思議と、赤ちゃんが元気ならOK。そう思えました。

そんな風に思えるのは、当たり前じゃない「生命」が目の前にあるからではないでしょうか。そして今では「この傷なあに?」と言われ、堂々と説明できる幸せ。

帝王切開はリスクの方が注目されますが、私にとっては誇らしい幸せな出産方法です。

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