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よくあるご質問

さい帯血の利用について

使用例について

これまでに貴社で保管された
さい帯血幹細胞が利用された例は
ありますか?

30例の利用実績があります(うち、海外での投与例は10例)。2014年に再生医療の法律が施行され、さい帯血が再生医療分野で利用される環境が整い、今後ますます利用する機会が増えるものと考えられます。具体的には、2017年に、脳性麻痺に対する自家さい帯血を用いた臨床研究が高知大学附属病院で開始されております。(2023年11月現在)

さい帯血を保管した後、
それを使用する可能性は
どの程度あるのでしょうか?

さい帯血を利用する機会は、脳障害に対する治療研究を中心に、近年増え続けています。他人の細胞と比べると、ご自身の細胞は拒絶反応がなく安全です。そのため、今後も新たな治療研究が検討され易く、保管しているさい帯血を使用する可能性は今後広がっていくものと考えられます。近年では、兄弟姉妹間での利用の機会も増えております。また、治療を目的とした利用に限らず、検査材料としてもさい帯血は注目されています。赤ちゃんの細胞は遺伝子変異が少ないことから、将来の予防医学への活用や、iPS細胞の良質なソースとして期待されており、さい帯血の保管意義はますます高まってきています。

治療について

保管しているさい帯血が
目的以外に使用される事は
ありませんか?

当社がお預かりしたさい帯血が、無断で出庫、使用されることはありません。さい帯血を出庫する際は、目的を問わず、一件一件、倫理委員会で審議し、適切な判断のもと出庫を決定します。倫理委員会は、厳正な審議を行うために社外委員を含み構成しています。

委員長 關博之(埼玉医科大学 名誉教授)
委員 藤川義人(弁護士法人淀屋橋合同
法律事務所弁護士)

※この他、3名の社内委員により構成されております。

さい帯血による治療は
どこでしてもらえるのですか?

疾患により医療施設は異なりますので、当社の総合支援担当(相談窓口)にご連絡を頂けましたら、その時にご紹介可能な医療施設をご案内いたします。また、すでにお掛かりの担当医の先生がおられましたら、さい帯血を保管している旨をお伝えください。

本人以外の親・きょうだいにも
適合しますか?

適合性は、細胞が持つHLAという型の一致の程度により判断されますが、兄弟姉妹間のHLAが完全に適合する確率は25%、半分が適合する確率は50%です。親子間では必ず半分が適合します。全くの他人でHLAが完全に一致する確率は、数万分の1と言われているため、さい帯血を保管しておくことは、高い適合性を必要とする再生医療・細胞治療の備えとして、大変有意義であると言えます。

万が一、
利用(または投与)することに
なったら費用はかかりますか?

対象となる疾患や医療施設の場所、参加する治療プログラム等によりかかる費用は様々です。臨床研究へ参加される場合においては、費用はかからない場合もあります。なお、お預かりしているさい帯血を、国内の医療施設へ輸送する費用については、当社が負担致します。

海外へ移住した場合、
さい帯血を利用(または投与)することは可能でしょうか?

各国の輸送規制に則りご対応致します。実績としては、米国への輸送実績がございます。ただし、保管細胞を移動する際は、超低温を維持するための容器の保護や、移動中の温度管理等の特殊な取り扱いにより高額な費用がかかりますため、保管場所を変えることだけを目的とした輸送はおすすめしておりません。なお、実際に細胞を投与することになった際は、国外にお住まいでも、現地の医療スタッフと連携し、投与スケジュールに支障の無いようにご対応いたしますので、ご安心ください。

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