2021年5月21日
陣痛

妊婦が救急車を使っても良いの?陣痛で呼ぶべきケース

いよいよ妊娠後期にもなると、おなかも大きくなり可愛い赤ちゃんにもうすぐ会えるという期待とどんな出産になるのか、ドキドキしますよね。特に一人目の出産は経験したことのない陣痛や破水など不安なママも多いのではないでしょうか。

今回はいざ陣痛が来た時、妊婦さんは救急車を呼んでも良いのか?また、救急車を呼ぶべきケースについて考えてみたいと思います。

 

陣痛が来たら救急車を呼んでも良いの?

個人差はありますが、陣痛が来たり、破水をしても、ほとんどの場合、すぐに赤ちゃんが生まれるわけではありません。産婦人科でも陣痛が来たら、まずは産婦人科に電話をして、家族に運転してもらって、車で来院するか、タクシーを呼んでくださいと言われることが多いのではないでしょうか。

妊婦さんが絶対救急車を呼んではいけないという決まりはありませんが、救急車はあくまで緊急性の高い人のためのものだと考えましょう。

 

すぐに救急車を呼ぶべきケース

ですが、妊婦さんが救急車を呼ぶべきケースもあります。動けないほどの激痛を感じたり、大量に出血している場合です。

この場合、常位胎盤早期剥離の可能性があります。通常、お産が終わると胎盤が出てきますが、お産前に胎盤が剥がれ、大量の出血や痛みを伴います。胎盤が剥がれるとママも赤ちゃんも危険な状態になります。妊娠高血圧症候群など、なりやすい妊婦さんがいますが、今までの健診で何の異常もなかった妊婦さんがなることもあります。予測も予防もできない常位胎盤早期剥離ですが、頭の片隅に入れておくと良いですね。

しかし、痛みの感じ方は本当に人それぞれ・・・

救急車を呼ぶべきなのか、ママが自分で判断できないこともあります。ほとんどの産婦人科は24時間体制ですので、自分で判断できない場合は、まずはかかりつけ産婦人科に電話をして状況を説明し、指示を仰ぎましょう。

これは私の知人の話ですが、そろそろ予定日も近づき、いよいよ出産という時です。朝、今まで経験したことのない頭痛に襲われ、目を覚まし、これは何かおかしいと思い、慌てて産婦人科に電話したそうです。家族に付き添ってもらい、やっとのことでかかりつけの産婦人科に到着し、先生に診てもらったところ、血圧がかなり高くなっており、ママも赤ちゃんもとても危険な状態だったということが分かりました。

助産師さんが救急車を呼び、先生も一緒に救急車に乗ってNICUのある大きな病院に搬送されました。幸い、血圧が下がり、予定日間近ということもあり、タイミング良く陣痛も来たそうで、帝王切開を免れ、お産をすることができたそうです。今まで妊婦健診で血圧が高い数値だったということもなかったため、とても驚いたと話していました。

 

自治体によってはこんな支援も・・・

中には近隣に産婦人科がなく、病院まで1時間以上かかる!というママもいるのではないでしょうか。出産は始まってみないと分からないものですが、お産の進みが早かったら?万が一、車の中で産むことになってしまったら?と考えると、ママもとても心配になりますね。

産婦人科が遠方にしかない!という方は、まずはかかりつけの産婦人科で陣痛が起こったらどうするかを相談してみてください。陣痛が来た時どうするのか、他にも注意すべき点など、個別に相談にのってもらえると思います。

自治体によっては、妊娠の届け出に来た妊婦さんに母子手帳を交付する際、本人の承諾を得られたら、消防署に妊婦さんの住所や出産予定施設などを登録する仕組みをとっている場合もあります。

 

陣痛タクシー利用の検討も

陣痛タクシーは、出産を控えたママを病院へ送ることを目的としています。陣痛が来ると、バスや電車などの公共交通機関で移動することも困難です。ご主人が仕事などでどうしても移動の手段がない場合もあります。

陣痛タクシーは、陣痛が来たら、すぐに誰でも利用できる!というわけではなく、事前に出産予定日や分娩予定施設などを登録する必要があります。陣痛タクシーを利用する場合はできるだけ早めに、遅くとも臨月までには事前登録をしておきましょう。また、陣痛が来たら、すぐに陣痛タクシーを呼ぶのではなく、まずはかかりつけの産婦人科に電話してから、陣痛タクシーを呼ぶようにしましょう。タクシーが到着するまでに家族に連絡したり、入院のための荷物を用意するなどしましょう。

もし、陣痛時の移動手段に少しでも不安のあるママは一度利用できるタクシー会社や利用できるエリアなど確認してみましょう。

いざ陣痛が来ても焦らずに

大切なのは、いざという時にパニックにならないため、いざ陣痛が起きたら、どのように病院へ向かうか考えておくことです。陣痛が起こる時に、必ずしもご主人や家族が一緒にいてくれるとも限りません。自宅に一人でいる時、夜中眠っている時かもしれません。陣痛や破水がどのような時に起こっても良いように、前もって移動手段を考えておきましょう。

ここで絶対にやってはいけないのが、陣痛がやってきた時に自分で車を運転して移動することです。痛みが強くなって運転ができなくなることもありますし、何より危険です。万が一、事故を起こしてしまったら、ママもおなかの赤ちゃんも危険ですし、周りの人を巻き込んでしまうことにもなります。くれぐれも陣痛中の運転はしないようにしましょう。

陣痛が起きたり、破水すると妊婦さん本人は冷静でいられないこともあります。家族にも陣痛が来たら、破水してしまったらどうするのかを一緒に確認しておくと心強いですね。

妊娠後期に入ったら、いつでも入院できる準備をして、いざという時にすぐに家を出られるようにしておきましょう。陣痛が始まると痛みで歩くこともままならないこともあるので、体調の良い時に準備しておきましょう。

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