保険の見直しは妊婦ライフ中にも可能

思い起こせば

一男一女の母でございます。2000年に入籍した3日後、実父が末期ガンと分かり、新婚生活が看病生活になってしまった私。結婚後は1日でも早く妊娠して妊婦ライフを楽しむ計画でいましたが、叶いませんでしたので、孫の顔を見せてあげられなかったことが悔やまれますが、今となれば介護に集中できて良かったと思えます。

自宅で看取るまでの約1年間は入院手術で保険の手続き、退院後の通院も保険の対象になっていたので、高額医療費請求もあり、定期的に保険金請求の手続きをしていました。

改めて思いますが、生活していく上で、保険の考え方は人それぞれですが、保険を必要と思う人なら「独身のうち」「結婚」「妊娠、出産」「子供の成長」と場合によっては「ご主人の転勤」などをきっかけに見直したり、考え直すことは大事なのではないでしょうか。

お友だちの中には「妊娠中に保険に入ろうと思い立ち、妊婦の私が保険会社に出入りしたわ」という人もいました。

 

父の遺言?

私が高校生の頃、離婚していた父は、結果4人の子供を社会人にすることを成し遂げたわけですが、毎年受けてきた健康診断も長男の離婚問題で1年受診できず、その翌年にガンが見つかりました。医師にも「1年早く発見できていたら」と言われました。

闘病中の父は、毎回届く保険の書類に目を通した後、私に託したのですが「この保険に入っておいて良かった。術後は個室でのんびりできたし、退院後の通院も気兼ねなく通える。収入は減っても生活はできる。お前たちも〇〇さんにお願いしておいたから、夫婦で相談して保険に入っておきなさい」と、遺言かのように繰り返し言われました。

特に私は父だけでなく、親族に長期入院やガン経験者が数名いたこともあり、自身よりも周りに心配されていました。今もされています(苦笑)

実際は50歳になった今も健康状態は良好です。毎年健診も受けています。(小声で)「コレステロール値に気をつけまーす」

それでも父が59歳で亡くなりましたので「還暦を迎えることは尊いこと」なのだと思います。私は個人的に赤いちゃんちゃんこに憧れています(笑)

 

夫婦で保険を考えた

独身の頃は、それぞれ貯蓄型の総合的な保険に入っていた私たちでしたが「この先の家族の生活設計を考えた時、足りないものがある」ことに気がつきました。そこで妊娠前に父がお世話になっていた保険の担当者に相談し、プラスして夫婦で入れる保険に加入しました。

私が実際に妊婦になれたのは、それから数年後でしたが、1回目の妊娠は妊娠初期によくある稽留流産でした。この時の処置がプラスで加入した保険でまかなえました。

2回目の妊娠は無事に妊婦ライフを存分に楽しんで出産を迎えることができましたし、特に出産時のトラブルや緊急処置には至らず、保険のお世話になることはありませんでした。

産後の肥立ちが悪かった長男の時は1歳で、妊婦ライフがトラブル連続だったので、せめて出産後の準備だけは万端な娘の時はと、0歳のうちに学資保険も始めました。

万が一の保険といえば、さい帯血も保管しています。

いずれの保険も「使わないでいることが幸せ」ですけどね。

 

あれから20年

私たち夫婦の場合は、結婚後と妊娠前に保険を見直し加入。出産後は子供の学資保険に加入。独身時代に入っていた貯蓄型の保険が満期を迎え、満期返戻金で車を買い替えました。

それまでは、10年更新の掛け捨てタイプの保険と終身保険の組み合わせにしていましたが、都度見直すようにしています。子供の成長に合わせて、下の子が成人するまでは大黒柱の主人の収入保障も加えてみました。住宅費と違い、月収の何パーセントを保険料に充てて良いかの平均値は不明ですが、我が家は家計の負担を最小限に出来ていると思います。

そのきっかけは、保険の担当者さんが代替わりして、しばらく私たち夫婦がお付き合いを止めたくなる事案が発生してしまい、その2年ほど前からお付き合いが始まったファイナンシャルプランナーさんも保険を取り扱っていることが分かり、じっくり相談してプランを練り直したことです。

おそらく今後、子供たちが独り立ちしたタイミングで、夫婦のライフステージに沿った必要最低限で、保険料の負担も軽減できそうです。

見直しの半年後

驚きの展開がありました。主人にガンが見つかりました。新しく加入した保険適用は支払い開始から3カ月後。なんと6カ月、つまり6回分の保険料しか払っていないのに「払込免除」になったのです(払込免除ではない保険もたくさんあります)。主人はおかげさまで早期発見だったこともあり、入院手術で退院してきました。念のための放射線治療は「手術費」として保険適用になり、しばらく続く通院分もまかなえそうです。

妊婦さんがこのコラムを読んでいらっしゃるでしょうか。保険をご検討中でしたら、ぜひ信用できるファイナンシャルプランナーさんを見つけて欲しいです。

人生何があるか、想定してもしきれません。子供が停めておいた自転車が風で倒れてお友だちの家の車を傷つけてしまったこともありました。これは自動車保険のオプションになっていた自転車保険で示談できました。

今は、ネットで保険料が比較できたり、オンラインチャットで気軽に質問ができるので、ご不明な点はぜひ明らかにしてください。そして、契約前にはご面倒でも、小さい文字で記載の約款は必ず熟読しましょう。理解していたつもりでも、誤解していることが見つかるかもしれません。理解不能な場合は恥ずかしがらずに質問しましょう。私たちは保険に関しては素人ですから、分からなくて当然です。

良き伴侶と安心の備えで、人生を楽しみたいですね!

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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