出産に備える! 実際に用意した陣痛バッグや入院バッグの中身を紹介

坂田陽子

記事監修者:坂田陽子

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

 

出産の際に陣痛バッグが必要だと聞いたことがあるけど、何を入れたらよいのだろうかと悩んでいませんか。

陣痛バッグには、病院で受診する際に必要な書類や出産で必要な着替えなどを入れます。また入院バッグも別途用意しておくと、荷物が整理され備品を管理しやすいでしょう。

この記事では、おもに以下のような内容を解説していきます。

・陣痛バッグに入れるべきもの

・入院バッグに入れるべきもの

・100均で買えるアイテム

この記事を読むと、陣痛バッグや入院バッグの準備に手間取ることがなくなり、安心して陣痛に備えられるようになりますよ。
また私が実際に準備した陣痛バッグ・入院バッグの中身も紹介します。ぜひ、参考にしてくださいね。

出産前に準備したい2つのバッグ

妊娠も後期になると、いつ陣痛が始まるかドキドキしますよね。いざ陣痛が始まったときに、焦らず病院へ向かうことができるように、事前に準備しておくべきバッグが、2種類あります。

・陣痛バッグ

・入院バッグ

今回は、それぞれのバッグの役割や中身をご紹介します。

陣痛バッグ

陣痛バッグとは、陣痛がきたとき、破水したときなど自分ひとりで持って行ける必要最低限の荷物を入れたバッグのことです。

陣痛バッグは、出産後にも活用できる「マザーズバッグ」がおすすめ。

マザーズバッグとは、赤ちゃんや子どもを連れた外出に適したバッグのことです。

マザーズバッグは収納力に優れ、持ち運びに適しています。出産後も使うことを考えると、リュックタイプでもよいですね。

 

陣痛バッグの中身

・財布(小銭を入れて)

・保険証

・携帯電話の充電器

・母子手帳

・必要書類、印鑑

・筆記用具

・パジャマ(前開きタイプ)1セット

・夜用生理パッド

・産褥ショーツ(股の部分がマジックテープのもの)

・フェイスタオル2枚

・院内用スリッパ

・スキンケアセット

・髪の毛のゴム

・ウエットシート

・飲み物500ml(スポーツ飲料)1本

・ストロー

・飴やお菓子

臨月には上記のバッグを玄関先において、いつでも持って行けるように準備していました。

出産には長い時間がかかることもあります。

飴やお菓子など簡単にエネルギー補充できるものも準備しておくと安心です。

またコロナ禍の出産においては、感染の予防が不可欠。

「マスク」「アルコール」など除菌グッズも入れておきましょう。

入院バッグ

入院バッグとは、出産後から退院までの入院生活で必要な荷物を入れたバッグのことです。

私は「1〜2泊用のキャリーケース」を入院バッグとして使いました。

入院バッグの中身

・パジャマ2枚

・フェイスタオル3枚

・授乳ブラ2枚

・母乳パッド

・産褥ショーツ2枚

・エコバッグ(洗濯物を持って帰ってもらうときに便利)

・靴下2足

・骨盤サポーター(やわらかめのタイプ)

・洗面用具、ボディケアセット、ヘアケアセット

・赤ちゃんの退院着(ベビードレス、肌着、おくるみなど)

・退院時の自分の服

・化粧品

家族に入院バッグの置き場所を伝えておくと安心です。

入院中に洗濯物を持ち帰ってくれる人がいない場合は、入院日数に応じた着替えを用意してください。

コロナ禍の出産においては、入院中に誰とも面会できない可能性があります。病院に持ち込み可能であれば、

・スマホ

・スマホスタンド

を用意しておくとビデオ通話ができるため、家族と話したり、赤ちゃんの様子を見せたりできます。自身の気分転換にもおすすめです。

100均で準備できる!陣痛バッグと入院バッグの中身

陣痛バッグや入院バッグに入れるアイテムには、100円ショップで調達できるものもあります。

100円ショップは品揃えが豊富なため、短時間かつ低費用で必要なものを揃えられるのが魅力です。あると便利なグッズをご紹介します。

・ヘアゴム(授乳の際にさっと髪をまとめる用に)

・ペットボトルストロー(陣痛中の水分補給の必須アイテム)

・スリッパ(退院時に捨てられる使い捨てタイプが便利)

・ウエットシート(陣痛中は汗をかくのでふき取ってリフレッシュ)

・エコバッグ(お風呂やトイレへ行くときにも便利)

・S字フック(ベッド柵にバッグなど掛けておく用)

など

 

「陣痛バッグ」と「入院バッグ」は分けるのがおすすめ

◆おすすめする理由

分けることで中身が分かりやすく、陣痛中でも必要なものをすぐに取り出すことができます。

また荷物がかさばるのを避けられます。

◆分ける際の注意点

・荷物の入れ間違い

入院後すぐに使う保険証や母子手帳を誤って入院バッグへ入れていまわないよう注意しましょう。

・大切なものは取り出しやすい場所に入れておく

下の方に入れてしまうと取り出すのが大変なので、上の方にしまうよう心がけましょう。

・小物は目的別にまとめておく

体のあちこちが痛む産後に、小物を探すのは一苦労です。シャワー用のグッズ、トイレ用のグッズなど、ポーチにまとめておくと便利です。

 

まとめ

陣痛バッグや入院バッグを用意する際は、入れるもののリストを作ると、忘れ物の心配がなくなります。

臨月に慌てて備えるよりも、妊娠中期ごろの体が動かしやすい時期に用意しておくのが理想的です。

内部リンク:陣痛の始まりってどんな感じ?痛みや間隔を知って、安心なお産に備えよう

 

チャンスは出産時の一度きり。赤ちゃんの将来の安心に備えるさい帯血保管とは

うまれてくる赤ちゃんの将来の健康のために、いましか準備できないことがあるのをご存知ですか?

「さい帯血保管」と聞いて、想像もつかない方も多いと思います。まずさい帯とは、赤ちゃんとお母さんをおなかの中で繋いでいるへその緒のことです。そのへその緒を流れている血液のことをさい帯血といい、この血液は赤ちゃん自身のものです。

このさい帯血には、幹細胞と呼ばれる、体の様々な組織のもとになる細胞が多く含まれています。この幹細胞には、現在治療法が確立されていない脳性麻痺や自閉症スペクトラム障害などの病気の治療に役立つ可能性のある細胞が含まれており、再生医療の分野で期待が高まっています。

しかしこのさい帯血、採取できるのは出産後のわずかな時間のみです。血液の採取と聞くと痛いイメージがありますが、さい帯血の採取は赤ちゃんにもお母さんにも痛みはなく安全に行うことができます。

民間さい帯血バンクなら、赤ちゃん・家族のために保管できる

ステムセル研究所は、さい帯血保管ができる国内最大の民間バンクです。

さい帯血バンクには、「公的バンク」と「民間バンク」の2種類があり、公的バンクでは、さい帯血を第三者の治療のために寄付・保管されます。

一方民間バンクでは、赤ちゃん自身やそのご家族の将来のために保管します。治療法が確立されていない病気に備える保険として利用できるのが、この民間さい帯血バンクです。

ステムセル研究所が選ばれる理由

・1999年の設立以来20年以上の保管・運営実績あり

・民間バンクのパイオニアで累計保管者数は7万名以上

・全国各地の産科施設とのネットワークがある

・高水準の災害対策がされた国内最大級の細胞保管施設を保有

・厚生労働省(関東信越厚生局)より特定細胞加工物製造許可を取得

・2021年6月東京証券取引所に株式を上場

詳しい資料やご契約書類のお取り寄せは資料請求フォームをご利用ください。

さい帯血を保管した人の声

■出産の時だけのチャンスだから(愛知県 美祐ちゃん)

 

■さい帯血が本当の希望になりました(東京都 M・Y様)

※ほかの保管者からの声はこちら

さい帯血保管は、赤ちゃんへの「愛」のプレゼント。

赤ちゃんに会えるまでのもう少しの期間、ぜひ少しでも快適に、幸せな気持ちで過ごしてくださいね。

 

▼さい帯血保管について、もっと詳しく

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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