陣痛と痛みの持続時間を知って上手にリラックスお産

赤ちゃんに会えるのは楽しみだけど、陣痛が不安、怖い、どんな風にお産が始まるのだろうかと予定日が近づくにつれて、ドキドキしてくると思います。

何回経験しても慣れることができる痛みではありませんが、私は3回の出産を経験して、陣痛は痛くて怖いものではなく、赤ちゃんを押し出してくれる手助けをしてくれている痛みなんだと思うことで、あと少し!頑張ろう!!と陣痛の痛さを受け入れることができた記憶があります。そして、陣痛が続いてる時間、休む時間を知って上手くリラックスすることが赤ちゃんにもお母さんにも大切なことだと知ってもらえたらと思います。

 

陣痛とは?

陣痛とは、簡単に言えば赤ちゃんをおなかの外へと産み出すための子宮の収縮に伴う痛みです。前駆陣痛と本陣痛がありますが、本陣痛の前に起こるのが前駆陣痛で、分娩には繋がらずに治まっていきます。痛みの間隔が一定になり、同時に痛みが強くなってくる場合は本陣痛の可能性が高いので、痛みがくる間隔を測ってください。スマートフォンにあらかじめ陣痛アプリを入れておくと、いつでもすぐボタンをタップするだけで陣痛の持続時間、間隔を測ってくれるので便利です。痛みの間隔が短くなるほど、お産が近づいている証なので、最初は30分程度だった間隔が20分、10分、5分と少しずつ短くなります。一般的に初産婦さんは痛みの間隔が10分になったら病院に連絡し、出産の準備に入ることになります。

 

陣痛の間でリラックスが大切

1回の陣痛は弱い収縮から始まり、次第に強くなり、また弱い収縮へ変化し、治まっていきます。そして数分間お休みを挟んで、また再び陣痛が来ます。

・子宮口0〜3cmの時

陣痛持続時間:1回につき30〜40秒

陣痛が起こる間隔:約10分

・子宮口3〜8cmの時

陣痛持続時間:1回につき約1分

陣痛が起こる間隔:約5〜6分

・子宮口8〜10cmの時

陣痛持続時間:1回につき約1分

陣痛が起こる間隔:約2〜3分

このくらいの目安で徐々に陣痛の持続時間、間隔は変化していきます。陣痛が強くなってくると、収縮している間は動けなくなるくらいの痛みになり、人によってはおなかだけでなく、腰が痛くなる人もいます。また、子宮口全開大に近づくと自然にいきみたい感覚が出てきます。どんなに痛みが強くなっても、陣痛と陣痛の合間には必ずお休みがくるので、このお休みでリラックスすることを意識しておくことで、お母さんの身体を休め、赤ちゃんに栄養や酸素を送ることができます。お母さんが苦しいと赤ちゃんも苦しいのです。

また、産婦人科によっては、好きな音楽を流すことができたり、アロマで好きな香りを焚くことができたりと様々なリラックス方法を取り入れることができる場合もあるようです。

私は、陣痛のお休みがくるとスーッと眠っていた記憶があります。

陣痛=ずっと痛みとの闘いというイメージがある方も多いと思いますが、上手にリラックスしながら陣痛は赤ちゃんを押し出すために手助けしてくれている痛みなんだというイメージを持ってもらえたらと思います。

 

私の3人の出産を振り返って・・・

出産は本当に人それぞれで1人1人違いますが、いろんなパターンの出産があると知っておくことで少しでも心の準備ができると思います。

私も3人出産しましたが、みんなそれぞれでした。

1人目は予定日を過ぎて8日目の朝、生理痛の強い時のような痛みで目が覚めました。予定日を過ぎて1週間経っていたので、待ちくたびれていました。気持ちも出産の楽しみから離れて悶々としていましたが、やっと来たか!と初産でもすぐにこれが陣痛なんだとわかりました。

すでに10分間隔くらいだったので、急いで病院に連絡し、母に連れて行ってもらいました。家を出た時は、まだ歩くのも平気でしたが、15分後病院に着いた時には痛みがくるとうずくまって歩けないくらいの痛みになりました。それでも子宮口1cm程と聞いて、泣きそうでした。

妊娠後期になって便秘が続いており、陣痛の合間に便意があったので、助産師さんに伝えるも、我慢してと言われてしまいました。どうしてもきつくて先生にも伝えると下剤を使ってくださり、すぐにその後スッキリできました。するとそれから陣痛の痛みも増して一気に子宮口の開きが進みました。最初は夜中になるかもと言われていましたが、無事にお昼過ぎには赤ちゃんに会うことができました。あの時、先生に相談して下剤を使ってもらえて良かった〜と心から思いました(笑)

もちろん状況に応じた判断になると思いますが、気掛かりがあっては出産に集中して臨めないと思うので、何でも気になることは先生や助産師さんに相談することが大切だと思います。

2人目の時は、予定日2日前に促進剤を使う予定で入院していました。促進剤の点滴を開始して3時間後、ぼーっとテレビを観ながら過ごしているとボコっとおなかの赤ちゃんがひと蹴り!その瞬間プチっと聞こえて破水しました。そこからは、もうあっという間に陣痛がきて、あまり痛みの段階を感じる暇もなく、記憶も曖昧なのですが、破水してから3時間で赤ちゃんが出てきてくれました。

今思えば入院していたので、いつどうなっても大丈夫という安心感が大きかったように思います。自宅にいて急に破水すると、余計に不安も大きくなるので、出産が近づいてきたら、早めに荷物の準備をして、破水した場合の流れについても考えておくことで、慌てず落ち着いてその後のお産に臨めるのではと思います。

3人目の時は、出産の前夜から朝まで前駆陣痛に振り回されて、あまりゆっくり休むこともできないまま出産を迎えました。3人目にして、一番ソワソワして過ごしていました。今振り返ると、ちゃんと前駆陣痛だと割り切って、ゆっくり寝れば良かったです・・・

出産は体力勝負です!食べられる時に食べて、休める時に休むことができるのは、とっても大事だと思いました。

病院に着いても、なかなか陣痛が進まず、このままじゃ今までで一番遅い出産時間になると思い、痛い中で体勢を変えるのはしんどいですが、ごろーんと体勢を変えてみると、じわじわと痛みが強くなり、そこからあっという間に全開大まで進んでいきました。

さいごに

陣痛=痛いのですが、ずっと痛いわけじゃないから、休める時に休もう!

陣痛は赤ちゃんが出てこようと頑張っている痛み、赤ちゃんに会えるための最後の一踏ん張り!と思えるような気持ちの準備ができていると少しでも陣痛に対する不安が軽減されるはずです。

そしてリラックスすることを意識して出産に臨むことができれば、きっと素敵なお産ができると思います。

コロナ禍で不安なことも多いと思いますが、無事に元気な赤ちゃんに会えることを願っています。

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

出産に備える
大切な情報