妊娠初期にやってはいけない姿勢とは?正しい姿勢や注意したい行動も紹介

初めて妊娠すると、日常生活のさまざまなシーンで気を遣いますよね。

「姿勢」も気を遣うシーンのひとつでしょう。

実際、妊娠初期にやってはいけない・やらないほうがよい姿勢はあるのです。

この記事では主に、以下のような内容を解説していきます。

  • 妊娠初期にやってはいけない姿勢
  • 正しい姿勢のとりかた
  • 姿勢以外で注意したいこと

この記事を読むと、妊娠初期でやってはいけない姿勢がわかり、安心して妊娠生活を送れるようになりますよ。

【状況別】妊娠初期でやってはいけない姿勢3パターン

妊娠初期でやってはいけない、やらないほうがよい姿勢を以下3パターンに分けて紹介します。

  • 座っているとき
  • 立っているとき
  • 寝るとき

座っているとき

座ったまま前にかがむような姿勢、また長時間座りっぱなしになるのも避けましょう。

血流が滞ったり、腰痛の原因になったります。つわりで机などに突っ伏したくなる時もあるでしょうが、

赤ちゃんの為にはきちんと横になって休むことが必要です。

立っているとき

長時間の立ちっぱなしは避けましょう。

座る時と同様に同じ姿勢を取り続けることは血流の滞りや腰痛の原因となります。

寝るとき

うつ伏せになると赤ちゃんをつぶしてしまうのでは、妊娠に気づかぬうちにうつ伏せになってしまったと心配になるでしょう。しかし実はお腹が出てきたと見て分かるようになるくらいの妊娠20週くらいまでのうつ伏せは問題ありません。

【状況別】妊娠初期の正しい姿勢のとりかた3パターン

妊娠初期の正しい姿勢のとりかたを以下3パターンに分けて紹介します。

  • 座っているとき
  • 立っているとき
  • 寝るとき

座っているとき

だんだんとお腹が大きくなってくると重心が前に移動する為、初期のころから背筋首筋を伸ばした姿勢を心がけます。

座っているときであればあぐらが良いでしょう。すでに腰痛がある人は星座の方が楽に感じるかもしれません。

どちらも座骨をしっかり立て猫背にならないよう気を付けます。

立っているとき

立っているときも基本は猫背にならず背筋を伸ばすことが大切です。

また、背筋を伸ばして立つときにかかとばかりに体重がかかるのを防ぐために、お腹が大きくなる前の初期から足の指で踏ん張る習慣をつけると良いでしょう。

寝るとき

妊娠20週までのうつ伏せ寝は問題ないとお伝えしましたが、つわりの出てくる時期なので抱き枕を使って横向きになるなど自分の楽な姿勢をとるようにしましょう。

また、足のむくみが気になりだした場合はクッションを足の下に入れるなどして少し高くすることでむくみを防止することができます。

 

妊娠初期に姿勢以外で気をつけたい6つの行動

妊娠初期は日常生活で、姿勢以外にも気をつけたいことがあります。

  • 飲酒・禁煙
  • 激しい運動
  • 自転車や車の運転
  • 重い荷物をもつ
  • 生ものや塩分の摂りすぎ
  • 自己判断での服薬

順番に内容を紹介していきます。

1.飲酒・喫煙

アルコール・喫煙は避けましょう。赤ちゃんの発育に影響を及ぼす可能性があります。

2.激しい運動

激しい運動は、避けたほうがよいでしょう。

たとえば以下のような運動があげられます。

  • ジョギング
  • 登山
  • 釣り
  • シュノーケリング

ジョギングのような心拍数が上がる運動は胎児の負担になります。

登山や釣り、シュノーケリングなど腰をひねる動作、おなかを圧迫する姿勢を伴う運動も避けましょう。

妊娠前から行っている運動でも、おなかに負担のかかる場合があるため、医師に相談のうえ取り入れましょう。

また、転倒の可能性のあるスポーツは、胎児のことを考えると、避けたほうが無難です。

3.自転車や車の運転

自転車の運転は、おなかに振動が伝わりやすく、転倒の可能性も高いため、避けたほうがよいでしょう。

車の運転も、おなかが大きくなってくる時期はおすすめできません。万が一事故にあったとき、通常時は軽症でも、妊娠中は胎児や母体に影響が出るリスクがあります。

4.重い荷物を持つ

重い荷物を持つと、腰に負担がかかってしまいます。妊婦さんがなりやすい腰痛や、おなかの張り・出血などを引き起こすこともあるのです。重いものは無理をせず、パートナーや周りの人に持ってもらうなど工夫をしましょう。

 5.生ものや塩分の摂りすぎ

妊娠中は普段より食中毒になりやすい状態です。食中毒に感染すると、胎児に影響を及ぼす可能性があります。

以下のような食材の摂り過ぎには注意が必要です。

  • 生ハム
  • ナチュラルチーズ
  • お刺身
  • スモークサーモンなど

また塩分を摂りすぎると「妊娠高血圧症候群」のリスクが高まります。

妊娠高血圧症候群とは、妊娠20週以降分娩12週の間に高血圧になることです。

さらに蛋白尿が見られることもあります。

普段の食事では塩分量にも注意をしましょう。

6.自己判断での服薬

市販薬のなかには、妊娠中の服用が厳禁な成分が含まれているものがあります。

内服薬だけではなく、湿布などにもリスクがあるため、注意が必要です。

頭痛薬、胃薬、鉄剤などをはじめ、そのほか持病の薬であっても、服用する前に病院へ相談しましょう。。

まとめ

妊娠すると体の中では大きな変化が起こるため体のバランスも変わり姿勢をうまく保つのに苦労するものです。

妊娠中の体にとって良い姿勢をとることは痛みの予防にもなります。

逆に日常生活の中でついやってしまいがちな行動に危険があることも分かれば気を付けることができるようになります。

妊娠中の体をいたわって元気な赤ちゃんを出産してください。

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▼さい帯血保管について、もっと詳しく

 

 

 

 

 

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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