知って安心!赤ちゃんに会えるまでの出産の流れ

妊娠後期(妊娠8カ月)に入り、妊娠37週の生産期を迎えるといよいよ出産間近となりどんな出産になるだろう、陣痛から?破水から?いつくるだろうかとドキドキしてくると思います。私は3人の出産を経験しましたが、何人目でも予定日が近づくにつれて毎日落ち着かなくて、ドキドキソワソワした日々を過ごしていたことを覚えています。三者三様の出産でしたが赤ちゃん誕生までの流れを振り返りながら、人それぞれいろいろな出産があるんだと知っていただき、少しでも楽な気持ちで出産に臨んでもらえるよう陣痛の始まりから出産までの一般的な流れについてご紹介させてもらいたいと思います。

陣痛ってどんな風に始まる?痛みに気づける?!

陣痛の始まりは、タイミングも痛みの出方も人によって様々です。前駆陣痛を繰り返し徐々に定期的な痛み(陣痛)に変わってくる場合もあれば、前駆陣痛はなく定期的な陣痛から痛みを感じ始める場合もあります。

私は1人目の時は予定日を8日超過し、今か今かと待ち遠しい気持ちも通り過ぎてしまって少し自暴自棄になりかけてしまっていました。41週と1日目の朝5時、急な痛みで目が覚めて、もしかして!と初めての陣痛に戸惑っているうちにすぐに7分間隔の痛みになり病院に向かいました。

2人目の時には前駆陣痛があり、なんか痛いな〜とぼんやり思っているといきなり赤ちゃんの大きな胎動とともに破水しました。ちょうど入院中だったのでそのまま分娩室へ移動し、3人の中では一番早いスピード出産となりました。

そして3人目では出産前日の夜から不規則な痛みで落ち着かず、ほぼ一晩寝られないまま朝を迎えました。今思えば少しでも寝ておけば良かったのですが…痛みと変なドキドキ感でまったく寝られませんでした。痛みが引いたり間隔が短くなったりしながら、やっと10分間隔の痛みの波がついてきてやっと病院に行ける!よかった…!という気持ちで病院に向かったという3人それぞれのお産の始まりでした。 自分はどんな風に陣痛が始まるのだろうか、ちゃんと陣痛に気づけるだろうかと心配になるかもしれませんが、いざ陣痛!となると痛みの違いはやっぱり本能的に分かるものなんだと私は実感しました。そして、もし破水からでも慌てずに清潔を保って病院に連絡すれば大丈夫なので、出産予定が近づいたら準備を済ませておくと安心です

もうすぐ赤ちゃんに会える!陣痛開始から出産までの流れ

陣痛が始まれば、赤ちゃんに会えるのもあと少しです!

出産の流れは第1期から第3期までの段階があります。

まずは陣痛開始〜子宮の出口(子宮口)が10㎝になるまでの分娩第1期の段階です。

陣痛によって少しずつ赤ちゃんが降りてきて、子宮口も徐々に開いてきます。痛みの程度も最初からとても痛いという訳ではなく、徐々に強くなり、痛い時間と痛くない時間の間隔が短くなってきます。経産婦さんは出産経験があるため子宮口が開きやすく、初めての出産に比べて約半分の時間になるといわれています。まだ耐えられる痛みだと思ってギリギリまで自宅にいて、間に合わなくて自宅で出産したという方もいるので、経産婦さんは1人目より早く進むということを忘れずに心の準備をしておくことも大切だと思います。

そして陣痛は、どんなに痛みが強くなっても痛みと痛みの間にはお休みの時間があります。このお休みの時間に、助産師さんのアドバイスを聞いて、力を抜いてリラックスすることがとても大事だと思います。ずーっと痛みが続くわけではないので、お休みの間に身体を休めて次の陣痛でまた赤ちゃんが進めるようにというイメージをもって乗り切ってください。私は痛みの間でスーッと眠ってしまっていることが何度かありました。

いよいよ子宮口全開になると、子宮口全開〜赤ちゃんが出てくるまでの分娩第2期となります。

陣痛により子宮から押し出された赤ちゃんは、膣の中を通り少しずつ体の外に出ようとします。ママは陣痛に合わせていきむことで、赤ちゃんが産まれるのを助けます。この子宮口が10㎝開いてから赤ちゃんが産まれるまでの時間は、初産婦さんで2~3時間、経産婦さんで1~1.5時間くらいといわれています。

一番大変な時ですが、狭いところを通ってくる赤ちゃんにとっても1番大変なのがこの時期です。やっと赤ちゃんに会える!という前向きな気持ちで産まれてくる赤ちゃんを迎えましょう

最初に赤ちゃんの頭が出てくると、続いて体もするっと出てきます。この時のドゥルン!という感覚、ずっと挟まっていて痛くてたまらなかったものが出てきてスッキリ!!というようななんとも不思議な感覚は、本当に忘れられません。そして、赤ちゃんが産まれると同時に陣痛はなくなります。

赤ちゃんが産まれて〜胎盤が出てくるまでが分娩第3期となります。この時間は初産婦さんで15~30分、経産婦さんで10~20分です。胎盤が出る時は少し変な感じがするかもしれませんが、無事に赤ちゃんを産めたという達成感、痛みからの解放で私は処置されていることも気にならなかった記憶があります。処置されながら、分娩台の横で赤ちゃんが身体を綺麗にしてもらう様子を見て、元気な泣き声を聞いて、無事に産まれてくれてよかった〜やっと赤ちゃんに会えたんだとじわじわと実感が湧いてきてホッとした時間でした。しかし、2人目3人目になるにつれて出産直後から子宮が元の大きさに戻ろうと急激に収縮するのに伴う痛み(後陣痛)がとても強くて、感動の余韻に浸りながらも痛くて痛くて泣きそうになっていました。

産まれると同時に陣痛は終わりますが、産んだ後にこんな痛みがあるなんて!と、後陣痛を知らなかった私はとても衝撃を受けました。人間の身体は本当に凄いです。おなかの中にいる間、赤ちゃんに栄養や酸素を届けてくれていた胎盤が出て、無事に出産が終わりになります。

まとめ

陣痛から出産までの流れを書きましたが、1人1人それぞれのお産があるので一般的な流れをイメージし気持ちの準備をしておくことが出産に対する不安の軽減に繋がると思います。

そしてあとは「案ずるより産むが易し」です!出産直前、どんな出産になるのかな、大丈夫かな、ちゃんと産めるんだろうか…と不安になっていたときに母からこの言葉をかけてもらいました。どれだけ考えても、あとは赤ちゃんのタイミングを待って一緒に頑張るしかないんだと、いろいろなお産の流れがあっても乗り越えれば赤ちゃんに会える!!その楽しみを胸に、出産までの日々を過ごしていました。 妊娠が分かってから赤ちゃんに会えるまで、楽しみ、不安、いろんな気持ちになると思いますが周りの人と話したり、色んな人の経験を聞いたり読んだりすることで自分だけじゃないんだと安心して出産に臨んでもらえたらと思います。良いご出産をお迎えください。

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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