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妊娠後期に感じる吐き気などのマイナートラブルには ~セルフケアやリフレッシュで乗り切りましょう♪~

―妊娠後期・吐き気を感じたら、セルフケアを!―

妊娠初期に、つわりで悩まれる方は多いですが、妊娠後期に、「吐き気」を感じる方は少ないかもしれません。ですので、健診で体に問題がないのに、私だけ吐き気を感じているのでは?と悩んでいらっしゃる方がいたらご安心ください。

現在10歳と5歳の育児生活にある私も、よく吐き気を感じていました。私の場合は、妊娠初期の頃は重いつわりで、入院しなくてはならないくらいでしたが、妊娠後期になると、初期のつわりのような状態はほとんどなくなったのですが、吐き気・胸の気持ち悪さ?のようなものは、頻繁に感じていました。

例えば、緑茶を飲んだり、海苔を食べたら気持ち悪くなったり、疲れすぎると吐き気を感じたり。胃を圧迫される、ムカムカする、表現の仕方が難しいのですが、とにかく気持ち悪い!そのような状態が妊娠後期にも続いたのです。逆流性食道炎や妊娠高血圧症候群の症状でも吐き気があるのですが、健診で異常を指摘されることはありませんでした。出産後もこのような吐き気が続くのではと心配になるくらいでしたが、産後は全くこの吐き気はなくなりました!

それから、夫が調べて教えてくれたある一文に妙に納得した、というか勇気づけられたことがありましたので、みなさんにもお伝えしたいです。それは、「吐き気」は、順調に赤ちゃんがおなかの中で大きくなっている、そして誕生の準備をしているサインということで、自分の身体の中で赤ちゃんを育んでいるという特別な身体の変化、負担が起きていることから生じる身体の状態ということです。

辛い吐き気も、順調な赤ちゃんの成長の証と考えれば、気持ちが楽になりますよ♪

とはいえ、何とか吐き気を改善したいものですよね!

もちろん、吐き気は、お薬で治すような病気ではありません。

そこで「セルフケア」というのでしょうか、ご自分で身体がより楽になる方法を実践することが大切かなと思います。例えば、気持ち悪くなる特定の食べ物があるなら、それを食べない選択をする。口当たりの良い物(冷やしたものとか)を食べる。疲れすぎないように家事を控える、好きなアロマを焚く、等々、ご自分の身体に合った方法が見つかれば、吐き気の辛さも軽減されるかなと思います! 出産が終わるまでもう少し吐き気とお付き合いしよう、赤ちゃんが順調に育っている証、そんなおおらかな気持ちで、乗り越えてください☆

―妊娠後期、自分時間を作ってリフレッシュ♪吐き気やマイナートラブルにも良い影響!―

妊娠後期には、吐き気の他にも、腰痛・お腹の張り・頻尿などさまざまな身体の悩みを抱えて、ママさんへの身体の負担は最高潮に達すると思います。

ご妊娠されてからここに至るまでも、無理をしないように生活されていたと思いますが、更に無理をしないで、ゆっくりとする時間を作ることをおすすめいたします。

出産後は、赤ちゃんとの新生活が始まり、なかなか自分の時間を作ることも大変になります。私も初産の際に、育児本や先輩ママから、出産後には、なかなか自分の時間を作りにくいと聞いてはいたのですが、あまり気にかけていなかったので(反省)。

今ここで、声を大にして(笑)

自分のためにゆっくり時間を過ごせるチャンスの時期だと思います!

と言わせていただきます♡

ご自宅でできる楽しみはございますか?気になっていた映画を観てみる、音楽を聴く、美容院に行く、本を読む、等ご自身のお好きなことを大切にされるとパワーが貯蓄されるはずです♡

― 外出でリフレッシュ! 一石三鳥!?の効果が期待できるかも☆―

はじめてご出産される方は、これからの赤ちゃんとの生活に備えて、ご近所の公園の様子を見られたり、利用しそうな子育て支援センターを下見したり、赤ちゃん用品を取り扱うお店に出かけるのはいかがですか?

もちろん、検索すると大抵の情報は得られる世の中ではありますが、実際に足を運ぶことで、具体的なイメージができるかと思います。

例えば、案外近いな、遠いな、店内はベビーカーが通れる広さがあるな、雰囲気が合う、合わないなど、自分なりの感覚を予め持っておくと、(百聞は一見に如かずですね!)赤ちゃんとの外出も余裕を持てて、安心感があるかと思います。

もちろん無理のない範囲での外出で、その日のご体調と相談して、足元には気を付けてお出かけされてくださいね。

リフレッシュの為、外出すると、不思議なこともありました。それは、外出の間は、吐き気が薄れていたような気がしたのです。外の空気を吸ったり、景色を観たりして、気分転換ができたのか、自然に、吐き気を忘れていたのかもしれません。 私が、外出をおすすめする理由はもう一つあります。それは適度に運動ができるということです。出産、その後の育児においても想像以上に体力勝負になってきます。私は、どちらかというと運動も苦手で、休日もゆっくり家の中で過ごすタイプでしたが、元気な男の子のママになると外や公園での遊びが日常!になりましたので、子育て=体力勝負の図式が出来上がり、運動の必要性を痛感しました(現在もですが!)。ですので、リフレッシュ・体力づくりという点からも外出をおすすめします♪

―さいごに―

ご出産の日が近づいて、身体のご負担も大変な時期かと思いますが、赤ちゃんもママ・パパに会えるのを楽しみにしているはずです。

吐き気などのマイナートラブルとも、もう少しのお付き合いです!頑張ってください。ここに書きましたリフレッシュ法等が少しでもお役に立ったらうれしいです☆

どうぞよいご出産をお迎えください。スタッフ一同応援しております。

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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