2021年7月13日
切迫早産妊娠中期

妊娠中期の腹痛や切迫早産 ~自宅安静中の過ごし方~

妊娠中期に入ると、つわりも治まり、胎動も感じて、妊娠生活を楽しむお気持ちも膨らみますよね!妊娠生活の中でも安定期と呼ばれて一番アクティブに過ごせるのが妊娠中期といわれています。

しかし、腹痛・おなかの張りなどが有るときは、切迫早産が心配される時期でもあります。

切迫早産は、早めの受診がポイントで、安静にすることで、妊娠が継続できることがほとんどといわれていますので、妊娠中期のプレママさんには、是非、ご一読していただけたら幸いです。

 

妊娠中期の切迫早産について

・切迫早産とは

妊娠22週以降に腹痛・おなかの張りや出血、子宮頚管が短くなるなどの症状がみられ、早産しかかっている状態です。治療を受けることで妊娠を続けられます。

・切迫早産の原因は?

絨毛膜羊膜炎や妊娠高血圧症候群、胎盤の位置異常などが原因といわれています。

・切迫早産の兆候は?

出血、水っぽいおりもの、腹痛・下腹部の痛み、おなかの張りがあったら、すぐに医師に連絡して受診しましょう。

・自覚症状がない場合もある?

腹痛、おなかの張りや出血などの自覚症状が全くない場合もあります。健診の際の超音波検査で判明する場合もあります。

・切迫早産と診断されたら

自宅安静が第一になります。適切な治療と安静で、妊娠は継続できることがほとんどです。

家族や職場など、関わりのあるみなさんと良くお話し合いをされて、安静にできる環境を整えてください。

 

自宅安静といわれたら・・・

自宅で安静にといっても、どうしたら良いのか悩みますよね。

私は、妊娠初期の頃に切迫流産と診断され、やはり自宅安静を余儀なく過ごした経験があります。

その際に実践したことを「家事」「身も心も穏やかに過ごす」という二つの視点からご紹介します。

 

家事

・お料理

料理の時間は、ほぼ立ち仕事になってしまいます。

お料理が好きな方も、そうでない方も、なるべく台所に立つのを避けるか、極力時間を減らしましょう。

・ご飯を炊飯器で炊く、そしてお惣菜を購入する

・お弁当を買う

・冷凍食品を活用する

・デリバリーで注文する

・お洗濯

干したり、畳んだり、意外と時間がかかりますよね。ご主人、家族に全行程を任せることが出来たら、お願いしましょう。

なかなか、そうもいかない時は、シャツなどは、ハンガーに干して、乾いたらそのままクローゼットへ(畳む手間を省く作戦)、洗濯乾燥機の場合は、乾燥工程まで行う(干す手間を省く作戦)というのも良いかもしれません。

・お掃除

なるべく家族にお掃除はお願いしましょう。

どうしても・・・の時は、掃除機をササッとかけたり、フローリングワイパーを使って部屋を一周くらいで、終わらすのが良いかと思います。掃除機やワイパーを使用する際は、くれぐれもおなかに負担のかからない姿勢で。

また、雑巾がけやハードなお掃除(窓の掃除等)は避けてください。

お掃除ロボさんをお持ちでしたら、ぜひご活用を!

また、家事代行サービスなどでお掃除を頼むのも良いかもしれません。

・お買い物

移動、重いものを持つ、お買い物は意外と重労働です。スマホやパソコンから、注文して宅配してもらうのが一番です。また、その後の育児のことも考え、この機会に生協などの宅配サービスを申し込まれるのも便利かなと思います。

 

身も心も穏やかに過ごす

家事の負担を減らした分、休養に最大限のエネルギーを注ぎましょう。安静・休養とは、睡眠をとることとは限りません。

身も心も穏やかに過ごす・・・

こんな時間が増えれば、安静・休養に繋がるのではと思います。

思いつく範囲ですが、私の実践していたこと、アイデアを書かせていただきます。

・ゆっくりノンカフェインのお茶を飲む

ハーブティー、ルイボスティー、麦茶等、お好みのものを

・好きな音楽を聴く

お好きなジャンルはございますか?胎教にはクラシック音楽もお勧めです

・ラジオを聴く

最近は海外のラジオもネット経由で聴けるのが嬉しいですね

・映画を観る

私はなぜか妊娠中、特に動物の赤ちゃんが出てくるものに、癒されました

・読書をする

絵本や写真集などもゆっくり味わってみては。花・動物の写真集もお勧めです

・縫い物をする

赤ちゃんにプレゼントする簡単なお人形作りはいかがですか

・ぬり絵をする

無心になれます

・写真の整理をする

沢山の思い出が癒してくれます

・日記を書く

長いようであっという間の妊娠生活をぜひ綴ってください

・猫ちゃんのように、ぽかぽか窓辺で暖まる

心地良くて最高です

・観葉植物を飾ったり、お花を活けたりする

グリーンやお花を見ているだけで、穏やかな気持ちになります

・深呼吸を意識的に行う

呼吸が整って、落ち着いてきます

心地良い、気持ち良いこと、お好きなもの、幸せになれることやものは十人十色ですが、穏やかに過ごせると思う時間を発見し、その時間に身を任せることで、安静・休養の時間が流れていくのかと思います。

 

さいごに

妊娠中期の切迫早産については、早めの受診・安静をキーワードにお伝えいたしましたが、私の拙い経験談が何か一つでもお役に立てたら幸いです。

妊娠中期の頃の赤ちゃんは、消化器が発達し、体の細部も発育して胎内を出てからの準備を着々と進めています。

また、骨や筋肉がますます成長して、大きな動きができるようになります。そして、男女の外性器がはっきりしてきます。

おなかの中の赤ちゃんも誕生に向けて、どんどん大きくなっていますよ!

お体を大切になさって、どうぞ素敵な妊娠生活になりますように。

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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