両親学級とは、妊娠中の体の変化から出産、産後の赤ちゃんの抱っこや沐浴方法まで、妊婦さんとそのパートナーに役立つ情報が学べる機会です。
多くの産院や地域の子育てセンターなどでおこなわれており、安定期に入る妊娠5~6ヶ月頃から参加できる場合が多いです。
しかし新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、両親学級が中止となるケースが増えています。
人が集まる場所などを避けるため、自発的に両親学級への参加を控えるカップルも多いでしょう。
そこで最近注目されているのが、オンラインや動画配信による両親学級です。
ここからは、動画やオンラインによる両親学級の内容や魅力についてご紹介します。
コロナ禍だから外出はできるだけ避けたいけれど、両親学級に参加できないと出産や産後が不安…
という人は、ぜひ参考にしてください。
両親学級とは
産婦人科の病院や助産院、市町村などが主催する両親学級があります。妊婦さんだけが参加できるというイメージの母親学級ではなく、両親学級というネーミングにしているところに、父親になるパートナーも、ぜひ一緒に参加してください!というメッセージを感じます。
両親学級では、妊娠・出産・育児に関する具体的な知識や妊婦さんの体や心の変化について学びます。妊婦さんだけでなく、パートナーも両親学級に参加することで、大きなメリットがあります。出産は、妊婦さんだけの仕事ではありません!夫婦あわせての大きな仕事です!
両親学級に参加することで、妊娠中のママの体や心をどのようにサポートすれば良いかがイメージしやすくなり、育児に協力して取り組めるようになります。授乳や沐浴の方法など、赤ちゃんが生まれてすぐに実践できる知識があるので、ぜひ赤ちゃんの両親揃って参加してみましょう。
妊娠・出産を経験するママと違って、パパは赤ちゃんが生まれるまで、なかなか親になる実感が湧きにくいものです。でも、両親学級で妊娠・出産・子育てについて、プロから学ぶことで、親としての意識を早めに高めておくことができます。
動画で受講できる両親学級とは
現在は新型コロナウイルス感染防止の観点から、対面での両親学級は中止となっている場合が多いようです。そんな中でも、出産と育児に向けての準備はとても重要なので、両親学級をリモートで受講できるようになっている場合があります。
例を挙げてみると・・・
①オンライン両親学級
決められた日時に主催者と参加者をオンラインで結ぶシステムを使って開催する両親学級(主にライブで開催)
②動画を視聴する両親学級
主催者が指定するインターネットサイトにある動画を受講者が視聴する両親学級(録画済みの動画を視聴することが多い)
リモートの両親学級は、上記2つのパターンがほとんどです。
それぞれオンラインでの両親学級なので、違いが分かりにくいですが、ライブ開催なのか、録画済みの動画を視聴なのかでメリットが違ってきます。
オンライン(ライブ)の両親学級のメリット
まず、①オンライン両親学級(ライブ)の場合は、従来の対面型両親学級を文字通り、オンライン化したイメージのものです。
ライブ開催なので臨場感があるということ、質問タイムでリアルタイムに質問できることが多いのがメリットです。
動画視聴の両親学級のメリット
そして、②動画を視聴する両親学級の場合は、すでに録画された映像なので、視聴する日時は自由に設定できること、必要があれば何度も見直すことができるということがメリットです。特に忙しい方には、お勧めの方法です。
最近では、この動画タイプの両親学級を有料で受講できるサービスもあるようです。
有料タイプのサービスは、映像がより美しく解説も専門的だったり、一般的な両親学級の内容を超えたテーマが用意されていたり、有名講師を招いたりというものもあります。
さいごに
コロナ禍では、さまざまな日常生活の変化が起こりました。特に、自粛中のステイホーム期間は新たなライフスタイルが定着するきっかけとなりました。日々変わる感染状況、そして自粛生活が続く中で、みなさんの気持ちや困りごとも徐々に変化したことと思います。公共機関や施設の利用、仕事の出社状況、外食や買い物の方法など、本当に様々な変化でしたね。
いわゆる巣ごもり生活は、妊婦さんにとって特に不安に感じることも多いものです。ご自身の体調の気配りだけでも大変なのに、出産を迎えるにあたり、感染予防のために考慮しなければならないことが本当に多くて、ストレスに感じてしまうこともあるのではないでしょうか?
三密を避けるために、通院する際にも気を配らなければならないことがたくさんあり、立ち会い出産や面会なども中止となっている病院が多いようです。両親学級も以前は対面が主流でしたが、集合することができない現状では、オンラインや動画配信で行われることも多くなってきました。
ただ、両親学級の方法が変わってきたことは、妊婦さんや家族にとって悪いことではないような気がします。リモートでの両親学級は、これまで当たり前のように開催場所に移動していた時間が短縮されますし、自宅で受講した方がリラックス度も高いと思います。
時間と場所にとらわれないので、パパとなるパートナーと一緒に参加できるチャンスもぐっと増えるのではないでしょうか。
不安も多いコロナ禍での妊娠出産ですが、実は変化によるメリットもたくさんあります。
赤ちゃんと自分を信じて、ぜひ前向きに出産にのぞんでくださいね。
今後、新型コロナウイルスが収束するにつれて、以前の姿に戻っていくものと新しい当たり前として定着していくものがあると思います。この両親学級については、以前の姿(対面での両親学級)と新しい当たり前(オンラインや動画での両親学級)、どちらもメリットがありますよね。
チャンスは出産時の一度きり。赤ちゃんの将来の安心に備えるさい帯血保管とは
うまれてくる赤ちゃんのために、おなかに赤ちゃんがいる今しか準備できないことがあるのをご存知ですか?
それが「さい帯血保管」です。
さい帯血とは、赤ちゃんとお母さんを繋いでいるへその緒を流れている血液のことです。この血液には、「幹細胞」と呼ばれる貴重な細胞が多く含まれており、再生医療の分野で注目されています。
このさい帯血は、長期にわたって保管することができ、現在は治療法が確立していない病気の治療に役立つ可能性を秘めています。保管したさい帯血が、赤ちゃんやご家族の未来を変えるかもしれません。
しかし採取できるのは、出産直後のわずか数分間に限られています。採血と聞くと痛みを伴うイメージがあるかと思いますが、さい帯血の採取は赤ちゃんにもお母さんにも痛みはなく安全に行うことができます。
民間さい帯血バンクなら、赤ちゃん・家族のために保管できる
さい帯血バンクには、「公的バンク」と「民間バンク」の2種類があり、公的バンクでは、さい帯血を第三者の白血病などの治療のために寄付することができます。
一方民間バンクでは、赤ちゃん自身やそのご家族の将来のために保管できます。現在治療法が確立されていない病気に備える保険として利用できるのが、この民間さい帯血バンクです。
ステムセル研究所は、国内シェア約99%を誇る国内最大の民間さい帯血バンクです。
ステムセル研究所が選ばれる理由
・1999年の設立以来20年以上の保管・運営実績あり
・民間バンクのパイオニアで累計保管者数は7万名以上
・全国各地の産科施設とのネットワークがある
・高水準の災害対策がされた国内最大級の細胞保管施設を保有
・厚生労働省(関東信越厚生局)より特定細胞加工物製造許可を取得
・2021年6月東京証券取引所に株式を上場
詳しい資料やご契約書類のお取り寄せは資料請求フォームをご利用ください。
さい帯血を保管した人の声
※ほかの保管者のから声はこちら
さい帯血保管は、赤ちゃんへの「愛」のプレゼント。
赤ちゃんに会えるまでのもう少しの期間、ぜひ少しでも快適に、幸せな気持ちで過ごしてくださいね。
▼さい帯血保管について、もっと詳しく
この記事の監修者

坂田陽子
経歴
葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。
日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業
資格
助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー