妻がつわりで泣く理由と解決方法4選!妊娠中の妻もあなたも楽になるために

坂田陽子

記事監修者:坂田陽子

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

嬉しい妊娠報告…しかし妻がつわりで泣くほど苦しそう、なぜ起こる?何とかしてあげたい!夫ができることは?!

 

妻がつわりで泣く理由は?つわりの原因とおもな症状

つわりの原因

妊娠中のホルモンバランスの影響や変化により、身体的・精神的不調が起こることに伴いつわりが表れます。どのようなホルモンが影響するのかといいますと、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)、エストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)などです。これらの、妊娠中に増えるホルモンが第4脳室底(脳幹と小脳に挟まれた空間)にある嘔吐中枢を刺激することでつわりが、発症すると考えられています。これらのホルモンは、辛いつわりを引き起こす一方で、いずれのホルモンも、胎児を体内で育てるために必要なホルモンです。したがって、妻の体は、ホルモンの恩恵を受けることで、赤ちゃんを守り育てているとも言い換えることができます。
【妊娠中のおもなホルモンのはたらき】

ホルモン 妊娠中のはたらき つわりへの影響
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG) 妊娠初期に、胎盤から大量に分泌される。胎児の胎盤への着床を助ける 臭いなどに敏感になる
エストロゲン(卵胞ホルモン) 妊娠~出産にかけて分泌が増えるホルモン。子宮への血流増加・子宮増大など、妊娠の維持を助ける。出産前には子宮頸管を柔らかくするなど、出産の準備を助ける 吐き気・嘔吐などを引き起こす
プロゲステロン(黄体ホルモン) 妊娠~出産にかけて分泌が増えるホルモン。基礎体温の上昇・子宮内膜を厚くする・水分や栄養素を体内にためこむなど、妊娠の維持を助ける 腸のはたらきを弱め、お腹の張り・便秘・体内にガスを発生させる原因になる

つわりの時期

妊娠2~3か月(5~9週目)頃の妊娠初期に起こることが多いです。妊娠4~5か月(15~16週目)頃の妊娠中期になると症状が落ち着くこともありますが、つわりの始まり・終わりの時期は個人差が大きいのが特徴です。また、つわりは妊娠初期だけと思われがちですが、妊娠後期に入ってから胃もたれ・胸やけ・吐き気・嘔吐などが始まる「後期つわり」もあります。

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つわりのおもな症状

吐き気や嘔吐が、代表的な症状です。同じ吐き気や嘔吐でもさまざまな種類があり、食べると吐いてしまう「吐きづわり」や、食べていないと気持ち悪くなる「食べづわり」などがあります。
他にも下記のような症状があります。
・胃もたれ
・食欲不振または食欲増進
・眠気
・のぼせ
・倦怠感
・貧血
・情緒不安定(イライラ・気分の落ち込み・怒りっぽくなる等)
など

つわりの症状の出方・重さは個人差が大きく、十人十色とも言えます。また同じ人でも、1人目・2人目の妊娠でつわりの症状がまったく違うという場合もあります。

【解決方法4選】つわりで泣く妻に、夫がしてあげられること

家事や買い物をする

今まで、何気なく行っていた、お買い物や、お掃除、洗濯…がとても辛くなります。重いつわりならば、起き上がること自体も辛いですし、行動一つ一つに対して、心も体も大変苦しいのです。先ずは、妻の心を安心させる声掛けをしてみてはいかがでしょうか。例えば、「家事は何とかなるよ、大丈夫!」とか「身の回りの事は、心配ないよ」などでしょうか。また、料理はお惣菜や宅配を利用したり、買い物は、ネットスーパーを利用する、お掃除は自動掃除機を買ってみるなど、工夫できることを探して、夫のできるサポートを考えてみてください。

匂いに気をつける

つわりでは、においにも大変敏感になります。例えば、お食事の匂いで気分が悪くなる場合があるので、自分の食事は別室で食べたり、匂いの強い食事はそもそも避けるなどしましょう。他にも、香水や、香りの強い整髪料・洗濯洗剤・柔軟剤などの匂いも、吐き気を引き起こす事がありますので、なるべく避けた方が良いでしょう。また、喫煙は匂いが嘔吐を引き起こす原因になるかもしれませんし、受動喫煙により胎児の発達に影響がでてはいけませんので避けた方が良いでしょう。

病院に付き添う

つわりの症状がひどい場合、頻繁に吐き気止め・栄養剤の点滴が必要になることもあります。通院されること自体や、電車にのったりバスにのる事は、大変なエネルギーを要することです。可能でしたら、時間休暇や有給休暇などを利用して、お付き添いをしていただき、妻が安心して通えるように時間をお作り下さい。

話を聞いてあげる

つわりは、経験してみないと分からないと良くいわれます。そのため、「ひどい船酔いや車酔いが、毎日何か月も続くような状態」に例えられることが多いです。また、つわりの症状がより重くなると、姿勢を変えるだけで強烈な吐き気に襲われることや、吐くものがないのに吐き続け、胆汁が出るなど過酷な症状になり、入院になることも珍しくないのです。このような、つわりの辛い症状と不安で、妊婦さんが精神的に参ってしまうことも多いのです。もし、あなたが、逆の立場なら…を考えて、してほしいこと、気をつけてほしいこと、不安な気持ちを妻に聞いてみてください。夫がつわりの辛さに理解を示し、話をきく、寄り添ってあげることで、妻の不安や心の辛さを軽減することができると思います。

つわりで泣く妻へのNG言動・行動

 

食べられないこと、起きられないこと、家事ができないこと等を責めるのは、より妻の精神的な不安を助長させてしまいます。また。つわりは誰にでもある、甘えているなど、辛さに理解を示さないのは、妻から失望されてしまうでしょう。つわりの症状が辛い際に、夫が家事をしない、もしくは嫌々やる、匂いなどつわりを誘発する原因に気を遣わない行動は、自分本位だと言えます。
妊娠中の夫婦の協力関係が、産後の夫婦関係にも影響することも多いかと思います。産後も良好な夫婦関係で、子育てを協力していくためには、妻が妊娠中、とくにつわりで辛い時期に自分本位な行動をすることはNGです。是非、協力的な関係とは何かを考える時期にきたと考え、乗り切ってください。

まとめ

辛い症状をみていると、夫は、妻のつわりを代わってあげたい…とさえ思うかもしれません。辛さを想像するしかないうえ、仕事で疲れているときなど余裕がないときは、家事負担の増加や、妻の情緒不安定に付き合うのがしんどいと感じるときもあるかもしれません。
つわりの原因は、赤ちゃんを育むホルモンの影響であることや、よく起こる症状を正しく理解し、買い物や家事などのサポートを積極的に行ってください。また、つわりでは、辛い症状のため、終わりがあるのか…苦しい、戸惑いなど不安でいっぱいです。つわりの症状は、必ず楽になる日が来ます。どうぞ、ゆっくりした気持ちで妻の心に寄り添って、できるアクションは積極的になさってみてください。
子育てはすでに始まっています、パパとして、ママと赤ちゃんをどのようにしたらサポートできるのか、プレパパのスタートをしてみてくださいね!

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■出産の時だけのチャンスだから(愛知県 美祐ちゃん)

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※ほかの保管者からの声はこちら

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この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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