2022年1月31日
赤ちゃん

赤ちゃんの手や足に発疹が!! 夏風邪の一種【手足口病】かも!?

【赤ちゃんの綺麗なお肌に赤い発疹が!!】

赤ちゃんの肌って『モチモチ~・プルプル~・スベスベ~』がずっと続くと思っていました。
しかし実際は、新生児ニキビ、脂漏性湿疹、乳児湿疹、あせも、アトピー性皮膚炎などスベスベにはほど遠い肌トラブルが生後すぐからたくさん訪れます。
上の子がいる家庭では保育園や幼稚園などの集団生活の中で、ウイルスや細菌による感染症にもかかりやすくなり、下のお子さんはより早い月齢で感染することもあると思います。我が子達も生まれてから小学校入学前までにいろいろな肌トラブルに悩まされました。
似ているような発疹でも、様子見で大丈夫なもの、病院を受診した方がいいもの、登園や登校を控えなければいけないものなどさまざまです。

今回はいろいろな発疹の中で『手足口病』についてお話させていただこうと思います。

【手足口病とは】

・6月頃から感染者が増え始め真夏にピークを迎える感染症です。

・原因となるウイルスが複数あるため何度もかかる事があります。

・乳幼児の発症が多く、5歳以上ではほとんどの子どもに免疫ができ発症することは減りますが、まれに大人になってから免疫のないウイルスに感染し発症することがあります。

・飛沫や接触、便からも感染します。

・潜伏期間は3日~6日です。

・手のひら、足の裏、口の中に米粒くらいの赤い発疹ができます。(ひじ、ひざ、お尻に発疹ができる事もあります。)

・38℃以下の発熱がでることがあります。(全体の3割ほどです。)

・まれに重症化し髄膜炎、脳炎、心筋炎などを起こしてしまうことがあります。

【予防法は?】

・家庭内や集団生活においてタオルや食器の共有は控えるようにしましょう。(接触感染予防になります。)

・感染者の使用したものは除菌するようにしましょう。(エンテロウイルスによる感染症のため通常の除菌では死滅しないようです。次亜塩素酸ナトリウムや高水準消毒を使用しましょう。)

・手洗い、うがいをしましょう。(接触感染予防になります。)

・マスクを着用する。(飛沫感染予防になります。2歳未満のお子様はマスクによる窒息も心配ですので手洗いや消毒などで予防してあげましょう。)

・感染後数週間は便の中にウイルスが含まれるため、赤ちゃんのおむつ交換の時には十分に気をつけましょう。

【治療法は?】

現在、『手足口病』に対する特効薬はなく対症療法になります。

・熱に対しては解熱剤。

・かゆみに対しては抗ヒスタミン剤。

・口内炎に対しては鎮痛剤。

口内炎ができている場合は飲食ができなくなることがあり、脱水状態になってしまうことも心配しなければいけません。食事ができそうであれば味の濃いもの、熱いもの、酸味のあるもの、固いものは避けてあげましょう。通常の食事ができないようであればゼリーやアイス、シャーベットなど冷たくてのどごしの良いものにしてみましょう。

赤ちゃんの場合は、ミルクや母乳があまり飲めていなければ脱水状態になってしまいますので医療機関の受診をお勧めします。ほとんどの症状が1週間ほどで自然に改善していきます。

【さいごに】

我が子も保育園入園後に感染しました。
最初は虫刺されかと思うほどの赤い小さな発疹がうでに一つできました。翌日には手のひらに一つ。
通常なら何も気にせず登園させますが時期は7月で、保育園でもヘルパンギーナや手足口病の子が他のクラスに数人いたため『もしかしたら?』と思い病院を受診しました。

症状は『たった2つの発疹のみ』で口内炎も熱もないため
医師も「流行時期でもあるし可能性はあるが、食事もできているし治療する程の発疹でもないので様子を見て下さい。もし悪化するようであればまた受診して対処療法しましょう。」とのことでした。
保育園からも「手足口病は食事ができれば登園可能です。」と教えていただきました。

数日様子を見ていましたが悪化する事もなく自然に治ったので『虫刺されだったかな?』と思っていましたが、数日後、手のひらの皮が突然むけ始めたので受診したところ、『手足口病は感染して発疹が治った後に皮膚がむける事があるから、先日の発疹は手足口病だったね』と教えていただきました。そしてその夜、小学生の上の子に口内炎・手のひらに発疹・発熱が出たため手足口病が確定しました!

原因ウイルスによっては重症化しやすいこともあるそうなので、夏の時期にできる口内炎や赤い発疹は『もしかしたら手足口病かもしれない?』と思っておくと、もしもの時にも落ち着いて対処ができると思います。

大人が感染すると重症化しやすいと聞きますので、いつもそばにいるご両親自身も感染しないように気をつけて下さいね。

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

出産に備える
大切な情報