2022年5月24日
臍帯血

臍帯血とは?保管すると赤ちゃんにどんなメリットがあるの?

最近よく耳にする臍帯血、一体どのようなものなのか、興味のある方も多いかと思います。

臍帯血とは、妊娠中のお母さんと赤ちゃんをつなぐ、へその緒を流れる血液のこと。臍帯血には血液や体のさまざまなパーツのもととなる「幹細胞」が多く含まれており、さまざまな病気の治療に効果が期待されています。また赤ちゃん自身の血液なので、拒絶反応も起こりにくいと言われています。

しかし、そんな貴重な臍帯血を採取・保管できるのは出産時の一度きりなんです。

今回は、「臍帯血とは何か」「臍帯血を保管するメリット」「おなかの赤ちゃんのために臍帯血を保管する方法」をご紹介します。

臍帯血とはいったいどんなもの?

臍帯は、いわゆるへその緒のことで、お母さんの胎盤から伸び、おなかの赤ちゃんのおへそに繋がっています。この臍帯を通じて、おなかの中の胎児は、母体から栄養や酸素を受け取っています。

臍帯は、まさにおなかの赤ちゃんの命綱です。

出生時の臍帯は太さが約2cm。長さは個人差がありますが、50~60cmほどです。この臍帯の中を流れる血液が、臍帯血です。

臍帯血は、さまざまな病気治療に効果が期待

臍帯血は、おもに再生医療分野での活用が期待されています。特に海外では盛んに研究が進められており、脳性麻痺・自閉症・小児難聴など、現在治療法のない様々な病気に対する治療への活用が期待されています。

なぜ臍帯血は病気治療に役立つの?

臍帯血には心臓、皮膚、神経、血液、骨、筋肉など、あらゆる身体のパーツに変化できる可能性のある幹細胞という細胞が豊富に含まれています。いわゆる身体のもととなる幹細胞は、例えば白血病などの血液疾患では、正常に血液を造れなくなった人の血液を造る力を回復させることができます。

さらに、臍帯血に含まれる幹細胞は、障害が起きている場所の炎症を鎮めることがあることもわかり、現在治療が困難である脳性麻痺や自閉症など、中枢神経系障害の治療にも注目されています。

臍帯血を採取するチャンスは出産時の一度きり

母体と胎児を繋ぐ臍帯血は、母親の血液ではなく、胎児の血液で、出産時にしか採取することができません。

すなわち、献血や採血から取り出される血では得られず、一生に一度しか採取することのできない特別な血液なのです。

臍帯血は、出産する病院で医師・看護師によって採取されます。

また帝王切開でも採取することが可能で、採取する際、全く痛みは伴いません。出産時にこの臍帯血を採取し、保管しておくことで様々なことに役立つ可能性があります。

臍帯血はどこで保管できる?

臍帯血を保管する機関は2つあります。1つは第三者の方のために役立てられる公的バンク、もう1つは赤ちゃん本人とその家族のために有料で保管する民間バンクです。

「公的バンク」は第三者のための臍帯血保管

公的バンクは、出産時に善意によって寄付された臍帯血を保管する機関で、公的バンクへの寄付は提携施設でのみ行うことができます。出産経験のある妊婦さんは、出産後に病院で「臍帯血を取らせてもらって良いですか?」と聞かれた経験があるかもしれません。

公的バンクで保管された臍帯血は、白血病や再生不良性貧血など、重い血液の病気をもつ患者さんの治療に用いられます。それまで治療に用いられてきた骨髄移植と比べ、白血球の型が多少異なっても拒絶反応が起こりにくいこと、ドナーの負担が少ないなどメリットが多いと言われています。

「民間バンク」は赤ちゃん本人と家族のための臍帯血保管

一方、民間バンクでは、臍帯血を赤ちゃん本人とそのご家族の将来のために保管することができます。自身の臍帯血は拒絶反応を起こしにくいというメリットもあります。治療法が確立されていない病気に備える保険として利用できるのが、この民間さい帯血バンクです。

まとめ

へその緒の中を流れる臍帯血は、お母さんのおなかの中にいる赤ちゃんに酸素や栄養を運び、赤ちゃんの老廃物や二酸化炭素などの不要なものを送り返す大事な役割を持っています。その大切な役目は、お産が終わったと同時に終わるのではありません。

赤ちゃんが生まれてからも、臍帯血を保管しておくことで、万が一の時にその子の生命を救う可能性を秘めています。

臍帯血を採取できるのは出産時の一度きり。臍帯血を保管しておくことは、赤ちゃんの将来の健康に備えるための有意義な方法です。

さい帯血を保管した人の声

■出産の時だけのチャンスだから(愛知県 美祐ちゃん)

「さい帯血を保管しようと決めたのは、妊娠8ケ月の時でした。最初の病院では、民間バンクは確証がないということで断られました。でも、そんな考えであきらめていいのかと思い、他院への転院を決意。3軒目の病院で婦長さんが話を聴いてくださり、先生と相談した結果、無事採取保管となりました。

採取できるチャンスはたった1回だけ。将来、医療技術が進歩した時に後悔しないためにも、採取保管できて本当に良かったと思います。今後、さい帯血が多くの人に理解され、官民問わず必要とする人々が有効に利用できるようなシステムになっていくことを望みます。」

 

■さい帯血が本当の希望になりました(東京都 M・Y様)

「私の子どもはウィルス性の病気から脳の一部が機能障害となりました。万が一に備えて保管しておいたさい帯血。

治療に効果があると知り、現在は移植治療に向けて準備をしているところです。まさか使うことになるとは思わなかったし、使わない方が良かったのですが、一生に一度きりのさい帯血を保管しておいて良かったと心から思います。」

※ほかの保管者のから声はこちら

民間臍帯血バンクなら、赤ちゃん・家族のために保管できる

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<多くの皆さまに選ばれる理由>

・20年以上の保管実績

ステムセル研究所では、災害対策がされた国内最大級の細胞保管施設を有し、先の東日本大震災においても全く被害はありませんでした。さらなる安全性と高い品質を目指して、世界基準の品質と安全性の指標とされるAABB認証も取得しています。

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さい帯血保管は、赤ちゃんへの「愛」のプレゼント。

心も体も出産に向けた準備をしながら、赤ちゃんに会えるまでのもう少しの期間、ぜひ幸せな気持ちで過ごしてくださいね。

▼さい帯血保管について、もっと詳しく

 

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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