妊婦になると眠いです

突然の眠気

妊娠初期というと「悪阻」が最初に思い浮かぶと思います。まわりにも「食べつわり」「吐きつわり」の方がいました。出産直前まで悪阻で体調がすぐれない妊婦さんがいました。

妊娠前には、自分も吐き気のある悪阻で大変な時期があるのだろうと思っていました。

私には2人の子供がいます。どちらの妊娠の時も「悪阻」より、とにかく「眠気」の方が強かったです。もちろん「悪阻」があったのですが「眠気」が勝っていました。

第1子の妊娠がわかった時は、パートで事務の仕事をしており、退職日まで2週間というタイミングでした。時間に追われ、緊張感のある職場でしたが、体調に問題もなく無事に退職日を迎えることができました。

しかし、退職した翌日、驚いたことに突然眠気が襲ってきたのです。昨日まで、問題なく働けていたのに、その時間がもの凄く眠いのです。妊娠初期での仕事で、緊張から解放されての眠気だと思っていました。初めての妊娠でわからないことばかりでした。

 

眠気の原因

妊娠中はホルモンの変化が大きく影響します。この眠気も、「プロゲステロン」というホルモンが影響しているようです。

このプロゲステロンは妊娠すると分泌が盛んになり、妊娠を継続させるために働くそうです。赤ちゃんを育てるのに適した環境を整えているのだそうです。おなかの中では、授かった小さな命を育むために、全身で守っていたのですね。凄いことが体の中で起こっていると思うと、眠気を感じるのに納得です。

私の眠気が強かったのは、主に安定期に入るまででしたが、個人差があり、後期になっても眠い方もいるそうです。この眠気は「ねむつわり」というそうです。つわりは吐き気ばかりではなかったのですね。

 

第2子のねむつわり

第1子の時は、夫が帰宅するまで、一人でゆっくり過ごしました。体から眠い!というサインがあれば、すぐに横になっていました。眠いのもそうですが、妊娠中は疲れやすく、だるさもありますから、無理は禁物ですよね。ただ、これは第1子で自宅にいることが出来たからこそ。お仕事をされている方や第2子以降はそうはいきません。

第2子は年の差3歳で出産しました。体調がすぐれない時期、上の子がちょうどイヤイヤ期。おしゃべりが大好きで、好奇心旺盛で体を動かすのも大好きな子でした。

お天気が良い時は、なるべく外で遊ばせて、午後のお昼寝に備えていました。しかし、2歳ともなると体力がついて、なかなかお昼寝もしてくれず、思い通りにはいきません。こちらは午前中に遊びに行っているので、眠いのとだるさでいっぱいです。

「お昼寝しようか?」「イヤイヤ、もっと遊ぼう」と、おもちゃを出しては遊んでいました。目を離すわけにもいかないので、横になりながら一緒に遊んでいました。そのうち、横になりながらでしか遊ばないので、諦めて隣でお昼寝を始めるようになりました。「トントン」と肩を叩いてくれる時もありました。いったいどっちが寝かしつけているのかわかりません。

自分の思い通りに遊んでくれない母親に寄り添って、精一杯の我慢をしてくれていたのだと思います。

出産すれば、赤ちゃん中心の生活になります。自分中心だった生活が一変しますから、つわりの時期は、上の子がお兄さん、お姉さんになる準備期間なのかもしれません。

お母さんにとっても、おなかが大きくなった妊娠後期は、同じ向きで寝るのがつらかったり、出産後は授乳などのお世話で途切れ途切れの睡眠になります。短時間で、すっと寝て、ぱっと起きる練習だったのかな?と今では思います。

 

眠い時には・・・

妊娠中の眠気は、だるさもあると思います。私は無理をしないで、休んでという赤ちゃんからのメッセージとして受け取りました。

横になれる時ばかりではないので、座りながら目をつむって、短時間ウトウトするだけでも解消されました(これは今では特技となっています)。我慢をして、ストレスになることだけは避けたいです。

私は助産師さんに軽いストレッチやヨガを勧められました。子供と一緒に出来て、楽しかったのを覚えています。ヨガの「猫のポーズ」では、子供と二人で「ニャー」と言って笑うのが日課となっていました。

楽しいマタニティライフを

人生の中で赤ちゃんがおなかにいる期間は、ほんの一瞬です。体調がすぐれない時もありましたが、私にとって幸せな時間でした。今では子供も大きくなり、遠い昔のような気がします。

毎回の健診で、ちゃんと育ってくれているかな?元気かな?と不安な気持ちもありましたが、赤ちゃんを見せてもらう楽しみの方が大きかったです。今では、妊婦さんとすれ違うだけで、笑みがこぼれてしまいます。

赤ちゃんを思いながら、産後の準備をするのも楽しかったです。お天気の良い日に水通しした干した肌着を見ているとほっこりしました。

妊娠中、全てが順調に思い通りにいかないことの方が多いと思います。お母さん、赤ちゃんを第一優先に幸せなマタニティライフをお過ごしくださいね。

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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