2022年3月31日
乳児

乳児の体重の増え方は重要?我が子は増えてない?増えすぎ?

【みんな不安な新米ママとパパ】

 

初めての子育てでは誰もが一喜一憂しながら日々頑張っているのではないでしょうか。

育児書を読んだり育児サイトを見たり、支援センターや近所に同じ月齢のお子さんがいたら話を聞いたり。

そんな日々の中で我が子と他の子を比較せずに子育てをするのはきっと不可能かと思います。

でも!!そんなご両親がとても素晴らしいと思います。

我が子の成長をいつも気にして考えてあげる事はとても大切なことです。

 

乳児の時期は自分の子育てが順調なのか判断をすることはなかなか難しいですが、目安としやすいのが身長の伸び方や体重の増え方ではないでしょうか。

今回は『乳児の体重の増え方』について参考にしていただけたらと思います。

 

 

【母子手帳に描かれている乳児身体発育曲線とは?】

 

母子手帳に描かれている発育の目安です。

毎年グラフが変わるわけではなく、10年ごとに厚生労働省が調査をして変更されています。

そしてこの目安は調査した月齢ごとに乳児の体重の軽い方から3%と重い方から3%の乳児を除いた94%の乳児が当てはまる体重のグラフです。

 

・乳児身体発育曲線の幅

男児            女児

1~2ヶ月未満 3.53~5.96kg   3.39~5.54kg

2~3ヶ月未満 4.41~7.18kg   4.19~6.67kg

3~4ヶ月未満 5.12~8.07kg   4.84~7.53kg

4~5ヶ月未満 5.67~8.72kg   5.35~8.18kg

5~6ヶ月未満 6.10~9.20kg   5.74~8.67kg

6~7ヶ月未満 6.44~9.57kg   6.06~9.05kg

7~8ヶ月未満 6.73~9.87kg   6.32~9.37kg

8~9ヶ月未満 6.96~10.14kg   6.53~9.63kg

9~10ヶ月未満 7.16~10.37kg   6.71~9.85kg

10~11ヶ月未満 7.34~10.59kg   6.86~10.06kg

11~12ヶ月未満 7.51~10.82kg   7.02~10.27kg

 

1~2ヶ月未満の男児では差が2.43kgあり、11ヶ月~12ヶ月未満では3.31kgとさらに差が出てきます。(約3kgなので新生児一人分も差があるのですね!!)

ただし、このグラフの中に入っていれば大丈夫、入っていないから良くないとも言い切れないようです。

 

 

【体重の増え幅は月齢によっても違う?】

 

乳児期の体重の増え方は一定ではないのです。

1ヶ月ごとの増加目安は、3ヶ月頃までは1ヶ月で500g~1kgほど増加、4ヶ月~6ヶ月頃は1ヶ月で300g~400gほど増加、7ヶ月以降は1ヶ月で200gほど増加と徐々に増え方は緩やかになっていきます。

これは、生まれて間もない頃は動けないので体力の消費も少なく体重が多く増えていたのが、ハイハイができるようになったり、つかまり立ちや伝い歩き、早い子では10ヶ月頃から一人歩行ができるようになったり運動量が増えていくことで体力が消費され緩やかな増加になることが考えられます。

 

乳児身体発育曲線に入っていなくても1ヶ月ごとに体重が順調に増えていれば小さめ赤ちゃんでも大きめ赤ちゃんでも元気であれば心配ないことが多いです。

しかし、乳児身体発育曲線の中に入っていても1ヶ月ごとの増加がほとんどない場合は日頃の便や尿の回数や状態、母乳ではなかなか確認しにくいですがミルクであれば飲み具合、吐き戻しの有無なども確認し早めに医療機関を受診されることをおすすめします。

 

 

【体重を測る時はできるだけ毎回同じ状態で!】

 

・1ヶ月ごとに測る場合はできるだけ同じ日にちに測りましょう。

・朝と夕方でも食事やミルクの量によって差が出てしまうので、毎回午前中に測るなど同じ時間に測ると誤差が少なく済むでしょう。

・服装にも影響されてしまうのでできるだけ新しいおむつに替えるタイミングに、おむつだけで測るなど衣類の重量に左右されないようにしましょう。

 

【成長スピードはみんな違うからを合い言葉に】

 

私も初めての育児はサイトや本などの目安と比べながら一喜一憂していました。

一人の命を預かっている不安と身近に相談できる人が少なかったこともあり今思えば産後鬱だったのではないかなと思うほどでした。

哺乳瓶は産後すぐから拒否をされ完全母乳だった為、毎回どれくらい飲めているのか心配で家にある体重計で(抱っこしたまま測った体重-私だけの体重=赤ちゃんの体重)だろうと思い頻繁に測っていました、、、。

 

しかし1歳を過ぎれば動き回る我が子に翻弄され数百グラムの変化を気にする余裕すらなくなっていまいた。二人目は乳児健診以外ほとんど気にすることもないほどに(笑)

 

数字を気にするより日々の体調や機嫌を気にする方がよほど病気にも気付いてあげられると育児をしながら気付きました。

 

サイトや本に載っている目安はあくまでも目安です。

この数字で安心することもあると思いますが、不安になりすぎないように育児を楽しんで下さいね。

 

参考 平成22年乳児身体発育調査結果の概要 厚生労働省のサイト

https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/kekkagaiyou.pdf

 

 

 

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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