2021年9月12日
両親学級

両親学級にはどんなメリットが? 先輩パパ・ママの感想

おなかに赤ちゃんがやってきてから、健診や手続きなど慣れないことに戸惑っている妊婦さんも多いのではないでしょうか。産院からは今後の流れなど、たくさんの案内を受け取り、母子手帳の交付では行政手続きについての案内も。意外と忙しいように感じられるかもしれません。

そんな中でも忘れないで欲しいのが「両親学級」

面倒だな・・・ 人見知りだから不安だな・・・と思われる方もいるでしょう。仕事休まなきゃいけないの?行けるかなぁ・・・と渋い顔をするパパもいるかもしれません。

でも、両親学級に参加することにはメリットがたくさんあります!今回は、両親学級の内容や開催形式、そしてどんなメリットがあるのかをご紹介します。

 

両親学級?母親学級?

妊婦さんを対象として、栄養指導や出産についての基礎知識を学べるのが母親学級です(パパの参加OKとしている母親学級もあります)。その内容に加えて、パパも知っておくべき内容を学べるのが両親学級。その名の通り、赤ちゃんのパパとママが対象です。

両親学級で学ぶ内容はさまざまですが、主に妊娠中の栄養指導や不調の際の対処法、出産についての基礎知識や施設の説明、ママや赤ちゃんのケアについて等です。これらの内容を自分で調べ上げるのはとても大変ですよね。健診時に質問できるとしても、そこまで詳しく教えてもらえるほど時間を取れる産院は少ないでしょう。

また、パパが妊娠出産について、正しく理解してくれるかどうか、不安に思っている妊婦さんも多いはず。妊娠や出産自体はママの仕事ですが、パパのサポートは欠かせませんから、パパにも正しい知識を持ってもらうことが必要です。

それを一気に解決できるのが「両親学級」です。助産師や看護師、場合によっては栄養士など、専門家からの正しい知識を得ることが出来ます。そして何より、夫婦で一緒に学ぶことが出来る点は最大のメリットともいえます。パパが妊娠中のママについて理解することは、ママのサポートに役立つでしょう。

 

開催場所は産院以外でも・・・

両親学級や母親学級は、それぞれの産院で開催されていることがほとんどです。しかし、その対象者や回数は産院によって異なります。パパの参加を特に求めない産院もあれば、パパの参加を積極的に勧めている産院も。立ち会い出産希望の場合など、夫婦揃って両親学級へ参加することを義務付けている産院もあります。それだけ知識を伝える必要があるということですね。

そんな重要な知識を学ぶことが出来る両親学級ですが、パパが参加する機会を逃してしまう場合があります。パパの参加が義務ではなかった場合や仕事の都合で急にキャンセルしてしまった場合など、理由はさまざまです。

実はそんな時でも、産院以外で受講できる場所があります!

①地域の保健所、母子健康センター主催の両親学級

出産予定月によって日程を振り分けている場合が多く、ほとんどが3回程度のコースとなっています。お住まいの地域で行う両親学級ですので、通いやすく、同時期に出産する近所の妊婦さんと知り合えるというメリットがあります。一方、平日にしか行われない地域もあるため、注意が必要です。

②ベビー用品店など企業主催型のマタニティセミナー

ほとんどがパパの参加OKです。対象となる週数の範囲は広めで、受講内容を選べることもあります。週数の離れた友人同士でも参加できたり、ベビーグッズを試すことが出来る等のメリットがあります。

しかし、数千円程度の料金がかかる場合もあるので、確認が必要です。

③オンラインでの両親学級

何といっても、自宅にいながら、必要な知識を得られることは大きなメリットでしょう。実際に出向くよりも、パパが気軽に受講しやすいとの声もあるようです。

企業のみならず、地域の両親学級でもオンラインを活用している場合がありますので、お住まいの地域や里帰り出産先の自治体についても、一度確認してみると良いでしょう。

両親学級や母親学級を産院で受講した上で、その他に夫婦で保健所や企業主催型、オンライン等の両親学級を受講してみるのもお勧めです。

メリットもたくさんあるので、それぞれの特色を楽しみながら参加してみるのもアリですね。

 

先輩ママ・パパ、両親学級はどうだった?

現在1歳になる女の子のママとパパに受講した両親学級について、お話を伺いました!

・ママの感想

産院での両親学級は、妊娠16週から32週にかけて、3回の受講が必要でした。

医師の講演や助産師さんからの説明のほかにも、管理栄養士によるレシピ紹介、さい帯血保管についてのお話を聞けたことも印象に残りました。

お産の進み方やポイントについて、インターネットで調べると、多くの情報が目に入りすぎて何を信じたら良いのかわからなくなっていました。そのため、両親学級で助産師さんから直接お話を伺ったり、質問させてもらえたことで、安心したのを覚えています。対話が出来たことでスタッフを信頼して出産に臨めたことは、産院での両親学級のメリットだと感じました。

また、産院の両親学級では無かった妊婦の疑似体験を夫が希望していたので、企業主催型の両親学級にも一度参加しました。夫は疑似体験ができて興奮気味でしたが、私はその企業のベビー用品を見ることが出来たり、お土産として、ちょっとしたプレゼントがあった点が嬉しかったです。

・パパの感想

妻が妊娠して、産院で両親学級を受講するとのことでしたが、私の受講を求められたのは3回中2回でした。

妊婦さんの疑似体験を一度やってみたかったのですが、産院ではそれがなかったので企業主催のものを受講しました。実際に疑似体験ジャケットを着用してみると、男性でもずっしりと重さを感じるのはもちろんのこと、足元が見えないことの不安、しゃがんで物を取ることの大変さがわかりました。

妻のおなかがどんどん大きくなっていき、辛そうにしていた時期は、その大変さを思い出しては「自分にできることは何か」と考えました。家事を代わるなど、労わる気持ちが芽生えた点は、大きなメリットではないかと感じました。

また、産院のほかに体験したい内容を自分で選んで受講しに行けたことで、より理解が深まり、育児に対する自信にも繋がりました。

 

まとめ

妊娠、出産、産後について、知っておくべき知識を夫婦一緒に学ぶことが出来る両親学級。

開催形式はさまざまですが、産院との信頼関係が築ける、友だち作りに繋がる、体験型で理解が深められる、育児に対する自信に繋がるなど、それぞれ多くのメリットがあります。妊娠、出産はママと赤ちゃんが主役になりますが、パパのサポートは必要不可欠です。

パパとママが一緒に理解を深め、協力しながら赤ちゃんを迎える準備ができると良いですね。

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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