ご妊娠おめでとうございます!
そろそろ「両親学級」に参加しようかしら?と思っていらっしゃるプレママさん・パパさんもいらっしゃることと思います。
両親学級は、妊娠生活、出産、育児について学べる貴重な機会といわれています。
はじめての両親学級でも、安心して参加できますよう、詳しくご説明させていただきます。
両親学級とは?いつから、どこで参加できる?
・両親学級とは
妊娠生活や、出産、産後の生活、赤ちゃんの生活について学ぶ講座です。また、沐浴体験や、おむつ替えの体験などを通じて、ママ・パパがより赤ちゃんとの生活をイメージできる経験をすることができます。主催者は、主に自治体、産院、企業などです。
・いつから参加できるか
主催者によって異なります。
一般的には、つわりや体調が安定してくる妊娠中期から参加が可能なところが多いようですが、妊娠16週から20週といった対象の妊娠週数が設定されていたり、初めての妊娠の場合のみ受講可能という設定もありますので、ホームぺージ等で確認が必要になります。
・申込み
両親学級は、定員が決められている為、予約・事前申込みが必要なことが多いです。
主催者の発表している日時を確認して、ご夫婦で都合の良い日を選びましょう。申込みの締め切り日もチェックです!
曜日、時間ともに様々です。(一般的に土日が多い傾向)講座回数も一回完結のもの、数回に分けるものがあります。また、主催者によって、申込み方法が異なります。直接の申込み、電話、メール、往復はがきの場合もあります。
・開催場所
自治体主催のものは地域の保健センターなどで行われ、産院の場合は直接産院で、企業主催のものは企業の指定場所で開催されます。
また、コロナ禍ですので、オンラインでの両親学級も開催されていて、オンライン、対面のどちらかを選択できたり、オンラインのみという場合もあります。
・費用
自治体の場合は無料の場合が多く、産院の場合は受講料を必要とする場合もあります。
両親学級で学べる内容は?
両親学級では、一般的に下記のような内容について学びます。
①妊娠中について
・妊娠中の栄養について
・妊娠中の歯の衛生について
・妊婦体操
・妊娠中のマイナートラブルについて
②出産について
・分娩の経過と過ごし方、立ち会い出産について
・病棟案内(産院の場合)
・入院グッズの展示
③産後について
・赤ちゃんの発達と環境
・母乳育児について、おっぱいのケアについて
・産後の生活について
・沐浴体験
・赤ちゃんの抱き方について
・おむつ替えについて
④パパの関わり方について
・妊婦体験ジャケットの装着
・パパの育児の関わり方
両親学級へ行く際の持ち物は?
①母子手帳(両親学級の参加について記載する欄あり)
②筆記用具
③飲み物
④配布資料を入れるためA4用紙が入るくらいのカバン
⑤マスク、除菌対策グッズ
両親学級に参加して
私が参加した両親学級は、妊娠中期から参加できる産院主催のものでした。2回に講座は分かれていて、所要時間は2時間くらいだったと思います。
妊娠中の栄養のことは、特に気にしていたので、栄養士さんがお話してくださったことは、直接母子手帳にメモしたりしていました。
また、一緒に参加した夫は、妊婦ジャケットを着て、とても驚いていましたし、赤ちゃんのお人形を抱っこして、意外と重い!と貴重な体験だったようです。
また、病棟ツアーといって、陣痛室、分娩室、新生児室と今まで踏み入れたことのないところも見学でき、出産を迎えるのに一見の価値があるところを見れたのも、出産準備の一つとして安心感に繋がりました。
まとめ
両親学級は主催者によって参加できる時期、日程、申込み方法等が異なります。
体調の良いときに、ご夫婦でホームページをご確認いただき、参加のタイミングが決まれば良いですね!また、コロナ禍におきましては、従来の対面による両親学級から、オンラインでの両親学級になったり、併用している場合があります。両親学級の受講方法は多様化しているといえますので、一番安心して参加できる方法をご夫婦で選ばれると良いかと思います。
両親学級は、妊娠生活についての勉強やその後の産後の生活までをイメージできる良い機会だと思います。対面での両親学級の場合は、大きなおなかで産院まで通ったり、座学で座ることも多いですが、体調に何かあれば、無理せず助産師さんに声をかけ、休憩を取られてください。また、助産師さんに質問ができるチャンスでもありますので、日ごろの疑問点などをメモしておくのも良いですね。両親学級には、同じ妊娠週数のプレママさんたちも多く通っていますので、お話もできる良い機会になるかもしれません。
両親学級がご夫婦にとって、良い時間になりますように!お体に気をつけて、良い出産をお迎えください。
この記事の監修者

坂田陽子
経歴
葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。
日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業
資格
助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー