2022年3月31日
胎児

おなかの中の赤ちゃん、こうやって大きくなります!

ご妊娠おめでとうございます!自分の体に、赤ちゃんの鼓動がある・・本当に幸せですね!これからお生まれになるまでの約280日、どのようにして大きくなっていくのでしょうか?

妊娠2ヵ月(4~7週)

 

身長は約9~14㎜、体重は1~4g、重さの目安はぶどう一粒です。

超音波検査をしても赤ちゃんが入っている胎嚢(たいのう)がやっと確認できるほどの大きさです。赤ちゃんは、まだ人間の形をしていないので「胎芽」とよばれます。

4週から、10週までは赤ちゃんの器官形成期で、脳や神経、心臓、胃腸、手足などの器官・組織が形成されていきます。

5~9週目で、あご、ほお、口、耳、首などが作られます。

 

妊娠3か月(8~11週)

 

身長は約60㎜、体重は約20g、重さの目安はいちご一粒ほどです。

「胎芽」を卒業して、胎児期に入ります。脳、神経、筋肉も発達し、からだを曲げたり、伸ばしたり、手足を動かすようになります。

10週頃には、鼻やあご、唇など顔のパーツが形成され、皮膚が厚くなり透明ではなくなってきます。

11週には脳の構造が完成します。腸、甲状腺、肝臓などの各器官も発達します。腎臓と尿管がつながり、働きを始めるので排泄機能もスタートします。また心臓も力強く脈を打ち、心音をはっきり確認できるようになります。

ママはつわりのピークです!あと少し頑張ってください!

 

妊娠4か月(12~15週)

 

身長は、17㎜、体重は約100g、重さの目安はキウイ1個分です。

脳や内臓、手足などの各器官がほぼ完成します。爪や歯などの細部の形成も盛んになり、より人間らしい形になります。また聴覚が発達して、周囲からの音の刺激を感じられるようになります。

首が発達してきて、頭の向きを変えたり、15週位になると頭をまっすぐに立てられたりするようになります。

顔に手を近づけたり、指しゃぶりをしたり・・・細かな動きも活発になります。顔では、ほおができ、歯茎の下に乳歯が生えてきます。胎盤が完成にむけて着々と形成されてきます。

 

妊娠5か月(16~19週)

 

身長は、25㎝、体重は約270~300g、重さの目安はりんご1個分です。

頭の横にあった、目が前に移動して、耳もおおきくなり、人間らしい顔になってきます。心臓の機能は、未完成ですが一日27リットルもの血液を体内に循環させています。

赤ちゃんの皮膚を守るための「胎毛」という産毛が全身に生え、まつ毛や、髪の毛もうっすらと生え始めます。胎盤が完成し、胎盤から栄養や酸素をもらえるようになるため、赤ちゃんの成長速度も上がります。

脳や、内臓の各器官はその機能が発達中です。また、聴覚・視覚などの五感をつかさどる前頭葉などの脳の発達も、めざましいです。

この頃にはママも、おなかのふくらみも目立ち、はじめて胎動を感じるママも多い時期です。

 

妊娠6か月(20~23週)

 

身長は、30㎝、体重は500~660g、重さの目安は夏みかん2個分です。

手足の形、頭とからだのバランスなどが整い、だいぶ赤ちゃんらしいからだつきになってきます。肺以外の内臓器官はほぼ完成します。耳の機能も発達し、外部の大きな音が聞こえます。

骨格や筋肉もますます発達して、羊水の中でさらに力強く手足を動かすようになり、頻繁に手足を動かしたり、からだの向きを変えたりします。その為、多くのママは、より胎動を感じます。

 

妊娠7か月(24~27週)

 

身長は、約32~36㎝、体重は約800~1000g、重さの目安はメロン1個です(重たくなってきましたね!)肺の発達がめざましく、羊水を飲み込み、肺の中にためてふくらませ、また吐き出すという「呼吸様運動」がスタート。

生まれてから肺で呼吸するための練習が始まっています。知覚、随意運動、思考、推理、記憶をつかさどる大脳皮質が発達して、自分の意志で体を動かしたり、向きを変えるようになったりします。

顔は、目鼻立ちがはっきりしてきます。また聴覚や視覚が発達して、音を聞き分けたり、光を感じたりすることもできるようになります。眉毛や、まつげが増えてきて、閉じた状態だったまぶたも開き始めます。

赤ちゃんの動きが活発ですので、ママは、胎動を活発に感じる事でしょう!

 

 

妊娠8か月(28~31週)

 

身長は、約40~43㎝、体重約1500gから1700g、重さの目安は梨3個分です。内臓や神経系の機能がほぼ完成します。

皮下脂肪が増えて、シワシワで透明だった肌もややふっくらと白っぽくなります。皮下脂肪が増える事で、体重増加も目覚ましく、徐々に丸みを帯びた赤ちゃんらしい体型になりつつあります。

からだが大きくなると、子宮内が狭くなり、足を曲げて抱え込むような体勢で頭を下にしていることも多くなります。脳の中では、神経細胞同士が結びつき、機能を高めていきます。外からの音の刺激に驚いたり、強い光を感じると目を閉じたりする反射行動も出てきます。

ママは、おなかがぐっとせり出してくるころです、転んでしまわないようゆっくり行動してください。

 

妊娠9か月(32~35週)

 

身長は、約45㎝、体重約2000g~2400g、重さの目安はパイナップル1個です。

皮下脂肪がさらにふえて、さらにふっくらした体つきになります。お産の時のエネルギーになるように、赤ちゃんも皮下脂肪を蓄えて準備しています。肺以外のからだの機能は完成します。また、たびたび指を吸って、母乳を吸う練習をしています。

皮膚の色も、白っぽい色からうっすらとしたピンク色になり、皮下の毛細血管や組織は見えなくなります。多くの赤ちゃんは、子宮や骨盤の中でおさまりのよい、頭を下にしたかっこうでいるようになります。

ママも、大きなおなかで家事や眠るのも大変なじきです、何事もご無理なく過ごすのが良い時期です!

 

妊娠10か月(36~39週)

 

身長、約48~50㎝、体重約3100g、重さの目安は、すいか1個分です。

いよいよ37週を過ぎると肺の機能が完璧になります。全身をおおっていた産毛や胎脂はほとんどなくなり、肌の色はまさに「赤」ちゃんになっていきます。腸には、濃い緑色の老廃物がたまっていき、これは生後まもなく「胎便」として排出されます。

からだが、だんだん下がっていき、頭を骨盤の中に入れて、あまり動かなくなります。骨は、かたく丈夫になりましたが、頭の骨だけは、出産時に産道を通るときのためにやわらかい状態です。

ママは、出産にむけお腹の張りを不規則に感じたりすることも多くなります。

 

さいごに、

赤ちゃんの成長、何度勉強しても「奇跡」を感じます。私たちという存在が、奇跡の上にあることを、改めて実感しております!

お体を大切になさって、どうぞよい出産の時をお迎えくださいませ。

 

 

参考文献

「はじめての妊娠・出産」井上裕子 監修 西東社

「よくわかる 妊娠・出産」 木下将之 監修 主婦の友生活シリーズ

 

 

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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