簡単にできる!陣痛を促進する10の方法をご紹介

助産師 坂田陽子 先生

記事監修者:助産師 坂田陽子 先生

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

予定日(40週)を超えてもなかなか陣痛がこないと、いつ出産できるのか、焦りや不安な気持ちも出てきますよね。

42週を超えても陣痛がこないと、胎盤機能の衰えや羊水の量が減るリスクがあるなど、母体や赤ちゃんにも影響が出てきます(※1)。

そこで今回は、毎日の生活の中で実践できる陣痛を促す10の方法について解説します。

無理なく陣痛を起こす準備を整えて、スムーズなお産につなげましょう。

(※1)出典:国立研究開発法人国立成育医療センター「予定日を過ぎているのに、生まれない!(予定日超過)」

そもそも陣痛促進とは?

陣痛促進とは、お産が始まっているものの陣痛が弱くて分娩がスムーズに進まないときに、薬を使って陣痛を強くする医療処置のことです。

一方、まだ陣痛が始まっていない状態から薬を使って陣痛を起こすことは「分娩誘発」と呼ばれており、陣痛促進とは区別されています。

陣痛促進に使われる薬は、母体で自然に作られるホルモンを人工的に合成したものです。

おもに使用されるのは、

オキシトシン
・プロスタグランジンE2
・プロスタグランジンF2α

という3種類の薬剤で、子宮を収縮させる働きがあります(※2)。

これらの薬は飲み薬として服用するか、点滴で血管に直接投与する方法で使われます。

使用する基準としては、

・子宮口の開き具合
・自然に起きている陣痛の強さ
・持病の有無やアレルギーの状態

などで総合的に判断されます。

陣痛促進は、母体と胎児の安全を守りながら、自然なお産に近い形で分娩を進めるための重要な医療技術といえるのです。

(※2)出典:京都大学医学部附属病院 医療安全管理室「陣痛誘発または陣痛促進の治療を受けられるお母様へ」

陣痛促進を受ける前には医師からの十分な説明を受ける

陣痛促進を受ける際は、医師から治療の必要性と危険性について十分な説明を受け、納得したうえで同意する必要があります。

陣痛促進には過強陣痛や強直性子宮収縮により、

・胎児機能不全
・子宮破裂
・羊水塞栓

などが起こるリスクがあり、母体や胎児が重篤な状態になった事例も報告されているためです(※3)。

適切な医療管理のもとリスクは最低限に抑えられますが、理解はしておきましょう。

医師は母体と胎児の状態を十分に観察し、陣痛促進の有益性と危険性を慎重に考慮したうえで適応を判断します。

疑問や不安がある場合は遠慮なく質問し、十分に理解してから治療を受けることが大切です。

(※3)出典:厚生労働省 医薬安全対策課「子宮収縮薬の使用上の注意の改訂について 」 令和2年7月3日

陣痛が起こる望ましい時期とは?

妊娠37週0日から妊娠41週6日までの間に出産することを「正期産」といい、赤ちゃんの成長が十分に整った出産に望ましい時期です(※4)。

「出産の約90%」が正期産に起こります(※5)。

36週以前の出産は早産とよばれ、赤ちゃんの成長が未熟なリスクがあります(※4)。

逆に42週を過ぎると、胎盤機能の衰えや、羊水量の減少といったリスクがあります。

そのため41週を過ぎても陣痛がこない場合は、産婦人科医の判断で、陣痛促進剤などを使用した分娩誘発がおこなわれることが多くなっています(※6)。

できれば正期産の間に、自然に陣痛がきてくれるのが望ましいですよね。

(※4)出典:公益社団法人 日本産科婦人科学会「早産・切迫早産」

(※5)出典:こども家庭庁|厚生労働科学研究費補助金(成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業)「「推定胎児体重と胎児発育曲線」保健指導マニュアル」

(※6)出典:国立研究開発法人国立成育医療センター「予定日を過ぎているのに、生まれない!(予定日超過)」

陣痛を促す10の方法

陣痛は、日頃の生活のなかにちょっとした運動やストレッチなどを取り入れることで、自然に起こりやすくなると言われています。

ここからは、薬を使用する方法以外で、陣痛を促す10の方法をご紹介します。

1:乳輪・乳頭マッサージ

乳頭マッサージは、自然な陣痛の発来を促す方法のひとつです。

乳頭を刺激することで、子宮収縮を促すオキシトシンというホルモンの分泌が活発になります。

陣痛発来に効果があったと言われているのは下記です。

・1時間の乳頭刺激を3日間行うこと
1日3時間の乳頭刺激を行うこと

また、乳頭マッサージは以下の手順で行いましょう(※6)。

  1. 清潔な手で乳房を支え、乳頭部が正面を向くようにする
  2. 反対の手の親指、人差し指、中指を乳輪の外側に当て、C字を作りながら乳頭の中心に向かって優しく圧をかける
  3. さまざまな方向から圧をかけ、乳頭も同様に指の腹を使ってゆっくりもみほぐす

 

母児の体調に異常が出る恐れもあるため、必ず担当の医師や助産師に相談してから始めてください。

(※6)出典:北里大学病院 周産母子成育医療センター「お産のしおり」

2:ウォーキング

昔から「安産のためには、とにかく歩くこと」といわれています。

人間は普段から歩いているため、無理なく身体を動かせることから、妊婦さんにはウォーキングがすすめられています。

37週に入ったら、できるだけウォーキングの時間を作るようにするとよいでしょう(※7)。

ただし、ゆったりとしたスピードで歩いてもあまり効果はありません。

少し息が上がるくらいのスピードで、しっかりと足を動かして歩くようにしましょう。

37週に入ってからはおなかが張っていても、どんどん歩いて構いません。

おなかが張るのは子宮の収縮が起こっているということ。

歩くことによって子宮の収縮をさらに促進し、陣痛を起こしやすくします。

だからといって無理は禁物です。

体調を考慮して決して無理はせずに、赤ちゃんと会話をしながら楽しく歩きましょう。

ウォーキングの際は、近所の散歩コースを選んだり、誰かに付き添ってもらったりすると安心です。

何かあったときにすぐ対応できます。

雨の日や外を歩くことがつらい気候のときには、ショッピングモールなどでウィンドウショッピングをしながら、ぐるぐると歩き回るのもおすすめです。

(※7)出典:独立行政法人国立病院機構 東広島医療センター「37 週になったら」

3:トイレ掃除や床拭きをする

トイレ掃除は狭い空間で、しゃがんだり立ったりを繰り返しますよね。

実はこの動作は妊婦さんの股関節を柔軟にしてくれます。

床掃除もスクワットのように骨盤を広げて行う作業なので、赤ちゃんが下りやすくなり陣痛を促すことができます。

このようにトイレ掃除をはじめとする家事は適度な運動になるため、37週に入ったら積極的に行うようにしましょう(※8)。

ただし、おなかが大きくなっているため、無理をすると腰痛の原因になります。

ゆっくり休みながら行うようにしましょう。

おなかが急激に大きくなってくると通常の家事でもやりにくさを感じますし、トイレの臭いや洗剤の臭いのせいで体調が悪くなることもあります。

体調が悪いときは無理をせず休みましょう。

(※8)出典:独立行政法人国立病院機構 東広島医療センター「37 週になったら」

4:スクワットをする

運動としてスクワットを行う場合は、おなかが大きくバランスを崩しやすいので、背中を壁につけたり、机や付き添いの人につかまったりして、安全に配慮して行いましょう。

スクワットの姿勢は、両足を肩幅に広げ、背筋を伸ばします。

その姿勢で、ゆっくり腰を落とします。このとき、膝がつま先より前に出ないようにしましょう。

そしてゆっくりと膝が伸びきらないところまで戻します。

10回=1セットで、合計3セットが目安です(※9)。

ゆったりと呼吸しながら、決して無理せず行ってくださいね。

(※9)出典:独立行政法人 地域医療機能推進機構 相模野病院「周産期母子医療センター 特徴」

5:階段の昇降

階段の昇り降りは、陣痛を促す刺激になるといわれています。

足の上下運動が骨盤周囲からおなか周りの筋肉を刺激するからです。

家の中はもちろん、外出時もエスカレーターやエレベーターを使わず、階段を利用してみましょう。

しかし、おなかが大きいと足元が見えづらくなり、昇降の際につまずく危険があります。

きちんと靴を履いて行い、とくに降りるときには注意しましょう。

6:骨盤ストレッチを行う

骨盤周りの血流を良くするストレッチも、陣痛を促すためには効果的です。

簡単にできるストレッチを3つ紹介します。

  • 腰ゆらゆら(四つん這い)
  • 骨盤揺らし
  • あぐらを組む運動

腰ゆらゆら(四つん這い)

四つん這いは、陣痛を促進する体勢だといわれています。

骨盤まわりの血行を良くすることができるからです。

ストレッチは以下の手順で行いましょう。

  1. 床に手と膝をつき、四つん這いに
  2. 膝は骨盤幅に開く。腰は反らないように注意
  3. 四つん這いのまま、おしりの横を見るように後ろを振り向く
  4. 同じ方向に腰も振り左右交互に数回行う

 

骨盤揺らし(いすを用います)

  1. いすの背もたれ側に足を骨盤幅に開いて立つ
  2. 背もたれの上に前腕を重ねておく
  3. 前腕におでこをのせて体を前傾させ、骨盤を回旋させるようにぐるぐると腰を左右に揺らす
  4. 右回し、左回しをゆっくり交互に行う(腰は反らないように注意)

 

あぐらを組む運動

筋肉を柔軟にして、産道を広がりやすくします。

  1. あぐらを組む
  2. 両膝に重みをかけ、ひと呼吸して手を緩める
  3. 足の裏をつけ、息を吸いながら背筋を伸ばす
  4. 息を吐きながら、からだを軽く前に倒す

 

お風呂上がりなど、時間を見つけて行ってみてください。

7:体を温める

身体が冷えていると、効果的な陣痛が起こりづらく、お産が長引いたりするといわれています。

普段から身体を冷やす食べ物を控え、身体を温める作用のある「根菜類」や「温かい飲み物」を積極的に取るようにしましょう。

湯船に浸かることも、陣痛を促すためには効果的です。

8:陣痛を促進するツボを押す

身体には陣痛を促進するツボが存在します。

・三陰交(さんいんこう)
太衝(たいしょう)
・次髎(じりょう)

それぞれのツボの場所や押し方を解説していきます。

三陰交(さんいんこう)

足の内くるぶしから「手の指4本分上」に三陰交というツボがあります。

女性ホルモンの分泌を促す効果があるため、出産の現場では「安産のツボ」とも呼ばれているのです。

三陰交を指圧すると腟や子宮口がやわらかくなり、出産が進みやすくなるといわれています。

37週に入ったら、お風呂で三陰交をゆっくりと押してみてください。

ただし三陰交は、陣痛に影響のあるツボなので、妊娠初期や切迫早産傾向にある妊婦さんは、触るのを控えるようにしましょう。

太衝(たいしょう)

足の親指と人差し指の間をかかと側に向かってなぞると、へこんでいる部分があります。

へこんでいる部分が太衝というツボです。

痛くて気持ちよい程度で左右を順番に押していきましょう。

ストレスや不眠にも効果があるため、産後にもよい効果が期待できます。

次髎(じりょう)

おしりの上辺りに仙骨という骨があり、仙骨周辺のくぼみにあるのが次髎です。

腰とおしりの間にあり、ツボは左右対称に2つあります。

血流の促進やリラックス効果が次髎の特徴です痛くて気持ちよい程度に、ゆっくりと押していきましょう。

テニスボールなどで刺激をしてもよいでしょう。

腰痛や妊活中にもおすすめのツボです。

9:音楽鑑賞

せせらぎの音などの自然音を聴くと、とてもリラックスできますよね。

実は自然音を聞くと、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌されると言われています。

そんな「オキシトシン」は、お産が近づくにつれて自然に分泌が増えていき、子宮を収縮させる作用があるのです。

自然音を聴くことで、リラックス効果だけでなく、陣痛を促すことにもつながるかもしれませんね。

出典:自然音を聴くことによる自律神経機能に及ぼす効果に関する研究|筑波大学

10:アロマテラピー

アロマテラピーにもオキトキシンを分泌させる効果があるのをご存知でしょうか

妊娠39〜40週の妊婦さんを対象とした研究で、足湯の際に「クラリセージ」「ラベンダー」の精油を使用したところ、オキトキシンが増加したという結果が得られたそうです。

また足湯をすると血行が良くなり、陣痛が促進される効果もあるのでおすすめです。

出典:自然分娩を希望する妊婦のオキシトシン・システム活性化の効果|聖路加国際大学看護学研究科

陣痛促進に関するQ&A

ここでは陣痛促進について、よくある3つの質問をまとめました。

順番に見ていきましょう。

家で寝てばかりいると、陣痛がこないって本当?
坂田先生
陣痛は体の準備が整うと自然に起こるもので、寝てばかりいることが陣痛の遅れに直接関係があるとは言えません。

特に臨月は体調が優れないこともあるため、無理せず休息を取ることが大事です。

陣痛促進を行う場合の入院の流れは?
坂田先生
一般的には陣痛促進を行う前日に入院し、子宮口の状態を確認した上で必要に応じて子宮口を広げる前処置を行います。

翌日に点滴で陣痛促進剤を投与し、赤ちゃんの状態を分娩監視装置で確認しながら陣痛の強さや間隔を調整します。

入院の流れは医療機関によって異なるため、詳細はご自身の出産予定の施設で確認しましょう。

陣痛促進剤を使えない場合はある?
坂田先生
主に、前置胎盤を指摘されている場合、過去に子宮の手術歴がある場合、喘息などの持病がある場合は陣痛促進剤を使用できないことがあります。

また赤ちゃんの状態によっても陣痛促進剤の使用が適切でないと判断される場合もあります。

陣痛促進剤の使用については医師の判断と管理のもと行われますが、不安なことは相談しておきましょう。

まとめ

陣痛が始まる時期というのは人それぞれ。

そのため37週に入ったから、予定日を過ぎたからといってひどく焦る必要はありません。

赤ちゃんが産まれたいと動き出すときをリラックスして待ちましょう。

今回紹介した陣痛を促進させるための方法は、赤ちゃんが起こす陣痛をよりスムーズに進めるための準備となります。

出産は母親だけでなく、赤ちゃんも苦しい思いをして頑張って産まれてきます。

正期産に入ったら少しずつ陣痛を促す準備をしてスムーズなお産につなげましょう。

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この記事の監修者

助産師 坂田陽子 先生

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー