妊娠初期は汗をかきやすい?

学生時代は運動部、独身の頃はスポーツジムに通っていた私は「太る心配が無い」身体でした。だからと言って、スタイルが抜群だったわけではありませんが(苦笑)。

結婚後はジムまでの距離が離れてしまったことや、主人の父母の様子を見に行く事情があり、なんとなく運動不足を感じるようになっていました。それでも毎朝テレビ体操をしてから朝食を食べることと入浴後のストレッチだけは続けていて、食べ過ぎたお正月を除いて体重が増えることはありませんでした。

結婚2年目のお正月明け。食べ過ぎて増えた体重が戻らない。やはり運動不足は代謝を鈍らせるのか!と気づいた32歳の私。家でできる運動を増やすことにしました。私が取り組んだのは、階段を利用した踏み台昇降と縄跳びでした。主に夕食後にじんわり汗をかくまで続けていました。

数カ月かかって、ようやく体重が元に戻ってきた頃に妊娠が発覚。晴れて妊婦になった私ですが、運動不足がとても気がかりでした。妊娠初期は特に転倒による流産を避けたく、踏み台昇降も縄跳びもやめてしまったので「他にできることはないか」と考えあぐねたものです。

朝のテレビ体操、日中の仕事、夕飯後にできることと言ったら、やはり体操くらいかな、とYouTubeでランダムに検索した中で「できそう」と思った番組をピックアップして、飛び跳ねることのない体操を緩やかに楽しんでいました。主人が帰宅後は一緒に夜のウォーキングも取り入れました。この時の汗が尋常ではなかったのでした。

 

この発汗もホルモンバランスの乱れ?

夕食の後に20分ほど体操をし、体操での汗が落ち着いてきた頃、主人が帰宅するので、主人も夕食を済ませてから一緒にウォーキングに出かけました。3分もしないうちに額から汗がこぼれてきます。背中の汗も小学校の頃の運動会を思い出します。妊娠前は激しく10分以上身体を動かさないと額から汗をかかない私でしたが、これがホルモンバランスの乱れなのか?と思ってしまうほどの汗の吹き出し方でした。ウォーキングを始めて3日目で背中にタオルを挟むようになりました。

あまりの汗の量に、水分補給は欠かせません。気づけば1日に2リットルから3リットルの水を飲むようになっていました。この時に気をつけたのは常温のお水を意識することでした。季節は夏でしたので、うっかりすると冷蔵庫の冷えた麦茶に手が伸びるのですが、ごくごく飲んでしまうので「冷たい飲み物は控えよう」と自分に言い聞かせていました。

ふと体重を計ると4kg減でした。つわりで食欲が半減していたこともあったのでしょう。ですが、妊娠初期も赤ちゃんへは栄養のバランスが取れた食事を届けたい。葉酸サプリを欠かさぬようにして食事もできるだけ1人前は食べるようにしました。

妊婦はよく汗をかくとは聞いていましたが、妊娠前とは違う汗のかき方に驚きつつ、体力維持、運動不足解消のために毎日の体操とウォーキングをせっせと続けました。

妊婦用の体操ではなかったが・・・

当時の私はあまりネットサーフィンをしなかったので、特に「妊婦 体操」という検索はしませんでした。YouTubeでも「体操」と入力しただけで、今思えば、結構激しい動きのものにも挑戦していました。そして、どっと汗をかいて常温のお水を飲むことを繰り返していました。

目的は体を動かし体力維持、運動不足を解消することでしたので、おなかが張らない程度、苦しくならない程度の動きでした。

妊娠初期

妊娠初期、これといったトラブルは記憶にありません。というのも、過去の流産の経験から全てに慎重になり、何に対しても気を遣っていたためです。主人もその残念な経験から、重いものを持ってくれたりと積極的にサポートしてくれていました。

ただ、食事については、いけないと思いながらも、油ものを食べてしまったことも。また、飲み物の好みが変わり、飲めなかった炭酸が飲みたくなり、炭酸水をよく飲んでいました。

初期は、つわりがつらく、喉のあたりが苦くなる感覚に度々襲われ、吐きたいけど、吐けない、吐いてしまえば楽になるのにと何度も思いました。また、ひどいつわりから、気持ちを平常心に保つためにもメンタル強化しなければ!と当時は考えていました

妊娠中期

妊娠中期、おなかが目立ち始めても、あまり体重は増えていなかったことを覚えています。つわりが治まって食欲が急に出てきたので、白米は軽くおかわり、牛乳も1杯多めに飲むこともありました。汗のかき方は相変わらずでした。秋から冬に入ろうとしていた頃になっても、夜に私だけ汗だくで主人は涼しい顔をしていて、よく笑いました。

妊娠後期

妊娠後期に入っても特にトラブルも無く、体重は少しずつ増えていき、妊婦健診で体重を指摘されることはありませんでした。

汗だけはかき続けていましたので、冬の夜に汗で体が冷えないようにしたこと、肌着を何枚か買い足したことを覚えています。

 

 

体操もいろいろ

今は「妊婦 体操」と検索すれば、いろいろと出てきます。ミルクメーカーさんのサイトで見つけたのはとてもわかりやすく、腰痛を和らげる体操も載っていました。私も妊娠後期の腰痛はつらかったので、骨盤ベルトに頼り切りでしたが、知っていたら、また過ごし方が違っていたかもしれません。

お金を払って習いに行かなくても、また自宅から出られなくても、インターネットに繋げれば動画配信もありますので、試す価値はありそうです。

現在、妊婦さんで、運動不足が気になる方は妊婦体操をやってみてはいかがでしょうか。

寝たまま体操(ヨガ)のご紹介

出産時に産道が開きやすくなるといわれているポーズです。

STEP1

仰向けに寝て、膝を曲げて腰幅に開きます。

STEP2

かかとを少しずつお尻に近づけていきます。両手は手のひらを下にして体側に。全身の力を抜いて、息を吐きながら、お尻の穴を引き締めます。

STEP3

息を吸いながら太ももの内側に力を入れて、背中を床から離すようにゆっくり持ち上げます。そのまま呼吸を繰り返し、息を吐きながらゆっくり腰を下ろします。

 

妊娠中に体を動かしておくことで、出産で体力を使い果たした後の回復も違ってくるでしょうし、赤ちゃんが生まれると「待ったなしの生活」がやってきます。

私は産後の肥立ちが良くなかったのですが、自分の世話より赤ちゃんのお世話を優先したため、ウォーキングはピタリと止まり、ただただ痛いだけのストレッチも止めてしまいました。

気がつけば、産後太りという現実が待っていて「痩せる要素が無い身体」になってしまいました。もっと早い時期から産後太り解消の体操をしておけば良かったと思いますが、諦めずにとにかく健康維持のために体操に取り組んでいます。

私は42歳で閉経してしまったのですが、その頃から何年も続いたホットフラッシュは妊婦時代の発汗を思い出したものです。

妊産婦さんの体操もホルモンのバランスも大事ですね。

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