妊娠後期で気になるお腹の張りの原因は?対処法や受診の目安も紹介

妊娠後期に入り、お腹の張りが気になってきたと思っていませんか。妊娠後期でお腹が張る原因は「赤ちゃんの胎動」「妊婦さんの疲労やストレス」などです。

この記事では、おもに以下のような内容を解説します。
・妊娠後期でお腹が張る原因
・対処法
・受診の目安

この記事を読むと、妊娠後期におけるお腹の張りで悩むことがなくなり、安心して妊娠生活を送れるようになりますよ。

妊娠後期にお腹が張る原因

お腹が張る原因はさまざまです。

「赤ちゃんの活発な胎動」で引き起こされるものもあれば、妊婦さんがよく動いて「疲労を感じたとき」や「ストレスがかかったとき」に起きるものもあります。同じ姿勢で立ちっぱなし、座りっぱなしでいることも原因のひとつです。

そのほか、内臓が押されることによって起こる便秘でも、お腹の張りを感じることがあります。妊娠後期の便秘は、仕方のないことなので、何日も便秘が解消されない場合は、悩まず産婦人科で薬を処方してもらいましょう。

また、妊娠後期のお腹の張りは「前駆陣痛」であることも考えられます。前駆陣痛とは、子宮の収縮によって起こる、間隔が不規則なお腹の張りや痛みで、出産には至らない弱い陣痛のことをいいます。

とくに正期産である37週からは出産に向けて体が準備を始め、お腹の張りが頻繁に起こるでしょう。

お腹が大きくなるタイミングで皮膚が引っ張られて、お腹の張りを感じることや靭帯が突っ張って下腹部が痛くなる場合もあります。

【経験談】妊娠後期におけるお腹の張り具合

妊娠後期のお腹の張りの感覚としては「キューっと締めつけられる」「石みたいにカチカチになる」感じなどで、触ってみると固さが感じられます。

しかし感じ方には、個人差があります。

私も2人出産していますが、2回の妊娠でも感じ方に違いがありました。

1人目を妊娠していたときは、歩けなくなるほどお腹がカチコチになってしまうことが何度かありましたね。しかし2人目の妊娠中は、お腹の張りが起きていても、あまり気づいていなかったようで、妊婦検診の際に「ちょっとお腹の張りがあるね」と指摘されて、初めて気づくこともありました。

夕方から夜にかけてお腹の張りが強くなるのはなぜ?

・原因

前駆陣痛は、夕方から夜にかけて起こりやすいと言われています。痛みでなかなか寝付けず、そのまま朝になっしまった経験のある妊婦さんも多いのではないでしょうか。

なぜ夜間に前駆陣痛が起きやすいのか、はっきりとした原因は分かっていませんが、日が暮れると体がリラックスすることで起きやすくなるという説もあるそうです。

お腹の張りをおさえるための対処法

お腹の張りを感じたら、なるべく「横になる」「座る」ことを意識して、張りがおさまるのを待ちます。

しばらく休めば、元に戻ることがほとんどですが、受診した方がよいお腹の張りもあるため、妊娠後期になったら体の変化に気をつけましょう。

お腹に張りを感じたときの受診の目安

心配のない生理的なお腹の張りは、「1回が数十秒」で治まるもので、1日に数回ほどです。

しかし下記のような症状があるときは、すぐに病院へ相談しましょう。

・横になってもなかなか治まらない

・お腹が板のように張り続けている

・お腹や腰などに痛みがある

・出血がある

・おりものが多くなったり、ピンク色のおりものが出たりする

・胎動が少なくなった

・1時間で5、6回お腹が張る

上記の症状が起こると、切迫早産や常位胎盤早期剥離などの危険性があります。

妊婦健診の日でなくても、産婦人科を受診しましょう。

【経験談】お腹の張りを感じたら仕事を休むことも大切

お仕事を続けている妊婦さんにとって、なかなか難しいことだとは思いますが、お腹の中の赤ちゃんと妊婦さん自身の体を思いやって、お腹の張りが起こったら、なるべく休んでくださいね。

私自身、1人目の妊娠中は仕事をたっぷりしていて、妊娠後期でカチコチにお腹が張ってしまっても、休むことができませんでした。そのためか、なかなか張りが治まらず、病院で受診を行い、出産までに2回張り止めの薬を処方してもらうことに。

この反省を生かして2人目の妊娠時は、体を動かしたタイミングで度々お腹の張りがありましたが、適度に休んでうまく付き合えたと思っています。

まとめ

妊娠後期になると、前駆陣痛によるお腹の張りを感じる方が多いです。不規則で痛みが大きくならず、休んでいれば落ち着くようであれば問題はないでしょう。しかし横になってもなかなか痛みが収まらない、板のようにお腹が硬くなるなどの症状がある場合には受診が必要です。

妊娠中は、日常生活でも無理をせず過ごすよう心がけましょう。

チャンスは出産時の一度きり。赤ちゃんの将来の安心に備えるさい帯血保管とは

うまれてくる赤ちゃんのために、おなかに赤ちゃんがいる今しか準備できないことがあるのをご存知ですか?

それが「さい帯血保管」です。

さい帯血とは、赤ちゃんとお母さんを繋いでいるへその緒を流れている血液のことです。この血液には、「幹細胞」と呼ばれる貴重な細胞が多く含まれており、再生医療の分野で注目されています。

このさい帯血は、長期にわたって保管することができ、現在は治療法が確立していない病気の治療に役立つ可能性を秘めています。保管したさい帯血が、赤ちゃんやご家族の未来を変えるかもしれません。

しかし採取できるのは、出産直後のわずか数分間に限られています。採血と聞くと痛みを伴うイメージがあるかと思いますが、さい帯血の採取は赤ちゃんにもお母さんにも痛みはなく安全に行うことができます。

民間さい帯血バンクなら、赤ちゃん・家族のために保管できる

さい帯血バンクには、「公的バンク」と「民間バンク」の2種類があり、公的バンクでは、さい帯血を第三者の白血病などの治療のために寄付することができます。

一方民間バンクでは、赤ちゃん自身やそのご家族の将来のために保管できます。現在治療法が確立されていない病気に備える保険として利用できるのが、この民間さい帯血バンクです。

ステムセル研究所は、国内シェア約99%を誇る国内最大の民間さい帯血バンクです。

ステムセル研究所が選ばれる理由

・1999年の設立以来20年以上の保管・運営実績あり

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・2021年6月東京証券取引所に株式を上場

詳しい資料やご契約書類のお取り寄せは資料請求フォームをご利用ください。

さい帯血を保管した人の声

■出産の時だけのチャンスだから(愛知県 美祐ちゃん)

■さい帯血が本当の希望になりました(東京都 M・Y様)

※ほかの保管者のから声はこちら

 

さい帯血保管は、赤ちゃんへの「愛」のプレゼント。

赤ちゃんの将来に向けた準備をしながら、赤ちゃんに会えるまでのもう少しの期間、ぜひ幸せな気持ちで過ごしてくださいね。

 

▼さい帯血保管について、もっと詳しく

参考

・ミルクティー

https://junyu-fuku.com/blog/trouble-of-pregnancy/deal-with-cause-of-tension-of-stomach/

 

・たまひよ

https://st.benesse.ne.jp/ninshin/kouki/

 

・ニコニコニュース

https://news.nicovideo.jp/watch/nw4337546

 

 

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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