妊娠初期のつらい頭痛はいつまで続く?原因や対処法も解説

赤ちゃんができた喜びも束の間、妊娠初期の頭痛がつらい、いつまで続くのだろう…と悩んでいませんか。

妊娠初期の頭痛は落ちつくタイミングには個人差があり「妊娠19週ごろ」がひとつの目安です。

妊娠19週まで我慢できない、と思うかもしれませんが対処法はあります。

この記事では、おもに以下の内容を解説していきます。

・ 妊娠初期の頭痛はいつまで続く?
・ 頭痛の原因
・ 頭痛の対処法

この記事を読むと、妊娠初期におきる頭痛への対処法がわかり、いままでよりも楽に過ごせるようになりますよ。

妊娠初期の頭痛はいつまで続く?【妊娠19週頃が目安】

妊娠初期に起こる頭痛にはつわりの症状が治まるころに落ち着くものがあります。

株式会社エムティーアイが運営する「ルナルナ」が妊娠した経験のある人につわりがおさまった期間をアンケート調査したところ、妊娠19週までにつわりがおさまった人は「61.8%」(※1)

つまり、妊娠19頃までに頭痛がおさまる可能性は高いといえます。

出典

(※1)【ルナルナ みんなの声】「つわり」についての調査|ルナルナ

妊娠初期におきる2種類の頭痛と対処法

妊娠初期に起こりやすい頭痛には2種類のタイプがあります。

それぞれの痛み方に違いがあり対処法も違ってきますので参考にしてください。

片頭痛

妊娠初期はプロゲステロンというホルモンが多く分泌されるため、片頭痛が起きやすくなります。

片頭痛の場合、片側のこめかみ付近が脈打つようズキズキ痛むのが特徴です。

対処法としては、痛む部位を保冷剤や冷却シートで冷やすと即効性があり、楽になるでしょう。

しかし根本的な解決には繋がらないため、睡眠不足や温度差、光の刺激など生活リズムから改善していくことをおすすめします。

また血流がよくなると痛みだすことも多いため、できるだけ安静にしておくのが無難です。

緊張型頭痛

こちらは妊娠初期だけでなく、妊娠中・産後も継続的に起こりやすい頭痛です。

眼精疲労や同じ姿勢をとり続けて肩こりがある際に、頭痛がおこした経験はないでしょうか。

その原因は、緊張型頭痛である場合がほとんどです。

妊娠初期は母体、胎児ともに体調が安定していないため、妊娠前よりも運動量が減ってしまいます。

運動不足による筋肉のこわばりも頭痛に繋がるのです。

この場合、頭の表面を圧迫されるような痛みや、目の奥からくるような痛みがあります。

対処法としては、筋肉のコリをほぐすようにストレッチをしたり温めたりして、血流をよくする方法がおすすめです。

【注意】頭痛にともなって発熱があるときの対処法

頭痛と一緒に発熱の症状が出た場合、どのような原因があるのでしょうか。

対処法もあわせて紹介していきます。

 原因1:風邪

妊娠中は免疫力が落ちて風邪をひきやすくなります。

温かくして、しっかり休養しましょう。水分補給も忘れずに。

自己判断で市販薬の飲用はやめましょう。

 原因2:つわり

妊娠初期は基礎体温の高い状態が続くため、風邪による発熱と見分けがつきにくいです。

感染症などによる発熱の場合、胎児に影響を及ぼす可能性もあるため、普段と違う症状を感じた場合には、早めに病院で受診しましょう。

妊娠初期の頭痛が改善しないときは病院へ相談する

紹介した2つの症状に当てはまらない場合や症状が悪くなっていくなど、不安がある場合は、健診時などに相談しましょう。

症状によっては、妊娠中でも使用できる頭痛薬を処方してもらえるケースがあります。

妊娠初期は胎児の器官がつくられる大切な時期であるため、自己判断での頭痛薬服用は避けましょう。

また、妊娠初期であることに気づかず、市販の頭痛薬を服用してしまった場合、とても心配になりますよね。

そんな時は、飲んだ薬の種類、量、期間(回数)などをメモしておき、主治医に相談してみるとよいでしょう。

用法や用量を守ったうえで、数回の使用であれば、大きな心配はいりませんが、主治医からの正しい情報や指示をあおいでください。

なかには、妊娠前から片頭痛で通院していたという妊婦さんもいると思います。

この場合「エルゴタミン」などの片頭痛治療薬を処方されていた可能性もあります。

エルゴタミンは、胎児へ影響が出る可能性が高いため、妊娠がわかった時点で服用は止めて、主治医に相談しましょう。

きっと対処法が見つかり、心も軽やかになるはずです。

まとめ

妊娠するとホルモンバランスが大きく変わるため、特に初期では頭痛が出ることがあります。

つわりが収まる頃に治まるタイプのものや安静にすることで治まるタイプもあります。

妊娠中はホルモンバランスの変化に加え免疫力も落ちて風邪もひきやすくなるのでどのようなタイプの頭痛にしても自分の体をゆっくりと休める必要があります。

それでも良くなることがなければ必ず受診して相談しましょう。

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赤ちゃんに会えるまでのもう少しの期間、ぜひ少しでも快適に、幸せな気持ちで過ごしてくださいね。

 

▼さい帯血保管について、もっと詳しく

この記事の監修者

坂田陽子

経歴

葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院でNICU(新生児集中治療室)や産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。
その後、都内の産婦人科病院や広尾にある愛育クリニックインターナショナルユニットで師長を経験。クリニックから委託され、大使館をはじめ、たくさんのご自宅に伺い授乳相談・育児相談を行う。

日本赤十字武蔵野短期大学(現 日本赤十字看護大学)
母子保健研修センター助産師学校 卒業

資格

助産師/看護師/国際認定ラクテーションコンサルタント/ピーターウォーカー認定ベビーマッサージ講師/オーソモレキュラー(分子整合栄養学)栄養カウンセラー

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